時々なんの原因で出来るか分からない口内炎ですが、一体なぜ出来てしまうんでしょうか?
他にもビタミン剤などを飲んでも、口内炎が治らないという時はさすがに病院に行かないといけない事もありますが、いったいどこの病院に行くのかも分からないと思います。
なので、今回は口内炎の原因の他にも酷い時はどこの病院へ行けばいいのか、そして口内炎に隠された怖い病気についても紹介します。
口内炎が治らない原因とは?
では、なぜ口内炎が出来てしまうのか、その大きな原因としては体調不良が大きな原因です。
口内炎は口の粘膜で炎症が起きた症状の事をいうので、簡単にいうと扁桃腺が腫れるのと同じ仕組みをしています。他にもストレスや栄養不足などが主な原因で、あまりにも栄養不足や精神的にきているのが長く続くと、もちろん口内炎も治りません。
「よく口の中を噛んでしまって口内炎が出来た」という人の間でも「口内炎が治らない」と訴える人も多いですが、それも粘膜を再生したり、保護する栄養がたりない事から治らないんです。
私もよく体調の悪い時に口内炎が出来ますが、口内炎は自分の体調不良や精神的に余裕がない事を知らせていてくれたんですね。これは一般的な例ではありますが、他にも口内炎が治らない原因はあります。
・カタル性口内炎
入れ歯などで粘膜が薬品や物に接触して菌が繁殖する口内炎は、「カタル性口内炎」と言われています。実は口の中を噛んでしまい口内炎が出来た場合もこのカタル性口内炎と言われます。
・ウィルス性口内炎
中にはヘルペスや梅毒などの菌によって、口内で炎症を起こす口内炎の事を「ウィルス性口内炎」と言って、長く口内炎が治らないのは、このウィルス性口内炎の可能性もあり得てしまうのです。
主にこの2つに当てはまるのが、中々治りにくい上に長く続きやすい口内炎なので、口内炎が出来た時は自分は一体どの種類の口内炎なのかも考えてみるといいでしょう。
口内炎が治らない場合、どこの病院に行くの?
「ビタミン剤を飲んだりしたけれども口内炎が治らない…。」と中々辛いですし、口内炎は口の中の粘膜が雑菌でやられている可能性もあるので、悪化しないうちに早く治したいですよね。けれども「口内炎が治らないから病院に行こうとしたけど、一体どこの科で見てくれるの?」と疑問に思うと思います。
口内炎が治らない場合は、歯科・口腔内科か耳鼻科を受診しましょう。しかし、治らないと言っても中には「1ヶ月もすれば治る」だなんて楽観的に考えて病院に行かない人も多いですが、もしウィルス性口内炎だった場合は、くしゃみや咳で経口感染する場合もあります。
なので病院の先生がどのタイミングで受診すればいいかと言うと、「10日経っても口内炎が治らない場合は病院に来てほしい。」そうです。他にも口内炎が出来てから発熱した場合も、必ず病院へ行くように警鐘を鳴らしています。
確かにウィルス性口内炎だったらと考えると、自分だけではなく他人もなってしまいますから少し怖くなりますね。
口内炎に隠された怖い病気とは?
実は医師や病院が「口内炎が治らないようであれば病院に来てください。」というのにももう一つ重大な理由があります。
それはなんと、口内炎を放置していると、ある恐ろしい病気になっている予兆に気付けない可能性があるからです。先程説明した通り、口内炎の原因には体調不良というのがあります。実はそれで身体がピンチ!と訴えているのに放置しておくと大変な目にあってしまいます。
ではどんな病気になってしまうのかというと、「尋常性天疱瘡」という国で難病指定されている難病です。
この尋常性天疱瘡の原因は不明ですが、なんと口内炎が出来た時と似たような症状が起こるため、たまに口内炎ではなく、この尋常性天疱瘡である可能性も含まれているのです。それも初期症状がなんと口内炎のように腫れあがります。この時はしばらくしたら治るので、多くの人が口内炎と勘違いしてしまいます。
そして同じ所ばかりに口内炎が出来るようになって、大きくなりだす事も口内炎ではよくあり得ますが、この時点で病院に行きましょう。口内炎がよくならず、胸やけや首から胸の皮膚がただれてしまった時は、この尋常性天疱瘡の可能性が十分にありえます。
もし歯科・口腔内科で口内炎を診て貰ってもよくならない場合は、尋常性天疱瘡の可能性もありえるので、違和感を感じたらすぐに病院にいきましょう。
まとめ
今回は、口内炎が治らない原因とどこの病院に行けばいいのか紹介しましたが、いかがだったでしょうか?もちろん有名な症状もあれば、まさか口内炎とよく似た難病があるのを初めて知ったなどさまざまだと思います。なので口内炎が中々治らない場合は、「いつか治る」と思うのではなく、きちんと病院で診てもらう事も大切なのです。