悩み

産後の抜け毛対策!脱毛の原因や解消法を知って悩みから開放

ほとんどのママが経験する、産後の抜け毛や薄毛の悩み。このまま回復しなかったらどうしよう…と不安になりますよね。それに加えて、産後は子育てや、自分の体型や体調の変化など、他にも心配なことがたくさんあり、もう気が滅入ってきますよね…。

そこで今回は、産後抜け毛の原因や改善方法について紹介したいと思います。正しい抜け毛対策で悩みを解消し、子育てをもっと楽しみましょう!

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産後の抜け毛が増える原因とは?

・女性ホルモンの分泌量が変化するため
産後の抜け毛は、女性ホルモンの分泌量が変化することによって起こると考えられています。妊娠中は、子宮の状態を整える役割のある「女性ホルモン」であるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が増えます。

エストロゲンやプロゲステロンには、髪や肌を艶やかに保ったり、髪の成長を促す働きがあり、妊娠中の髪の健康は、この女性ホルモンによって維持されています。しかし、出産後はエストロゲンやプロゲステロンの分泌量が急激に減少するため、妊娠中には気にならなかった抜け毛や薄毛に悩む妊婦さんが多くなるのです。

・ストレスの影響によるもの
産後は、慣れない子育てへの不安や、授乳や子育てによる睡眠不足や食生活の乱れ、自分自身の身体の変化など、様々なストレスを抱え込みやすくなります。過度なストレスは、自律神経を乱したり、ホルモンバランスが崩れる原因となります。その結果、髪の成長に必要な栄養素がしっかりと行き届かなくなってしまいます。

また、ストレスは身体の免疫力を低下させるため、新陳代謝が悪くなります。新陳代謝が悪いと、血行不良となったり、髪の生え変わりのサイクルが乱れて、抜け毛や薄毛などの頭髪トラブルを招きます。抜け毛を気にし過ぎることで、そのストレスがさらに髪の悩みを悪化させてしまうこともあります。

出産が原因の抜け毛であれば、また髪は元に戻ります。ストレスを上手く回避しながら、辛い時期を乗り越えていくいくことが大切です。

産後の抜け毛って、いつからいつまで続くの?

・髪の生え変わりのサイクルとは?
髪の毛には、成長期(髪が生える時期→3~7年)、後退期(髪が抜ける時期→2、3週間)、休止期(髪の成長が止まる時期→2、3ヶ月)という生え変わりのサイクルがあり、生えては抜けてを繰り返しています。このサイクルが後退期や休止期に入ると、髪が思うように成長せず、抜け毛や薄毛が気になるようになります。

しかし、髪はまた成長期を迎えて少しずつ育ちます。それに、女性ホルモンの分泌量も徐々に整ってきます。産後の抜け毛は一時的なもので、個人差はありますが、産後半年~1年ほどで落ち着いてくることが多いです。より早い髪の回復に向けて、生活習慣を改善したり、心身ともに自身のケアを取り入れたりしていきましょう。

産後の抜け毛対策とは?


・ストレスを溜めないこと
ストレスは血行不良の原因となります。「抜け毛は一時的なもの」と、前向きな気持ちでいられるよう、考え方で感情をコントロールしたり、リラックスする習慣を付けることを心がけましょう。また、不安や悩みばかり意識し過ぎないで、可愛い赤ちゃんの成長を楽しむことに集中してみましょう。そうすれば、子育てで忙しくしている間に、抜け毛が気にならなくなっているかもしれません。

育児の悩みでストレスになった場合、ストレス解消法について。
>>主婦のためのストレス解消法について

・無理なダイエットをしない
早く妊娠前の体型に戻りたい…という気持ちは分かりますが、無理なダイエットはしないようにしましょう。髪の成長に必要な栄養が不足してしまいますし、ダイエットのストレスによって、抜け毛が悪化してしまうかもしれません。それに、急激に体重が減ると、シワやたるみができてしまい、かえって美容に良くない結果となる場合もあります。

骨盤ベルトを使用したり、産後ヨガに赤ちゃんと一緒に参加するなど、焦らずゆっくり身体の状態を整えていきましょう。

・育児や家事は周囲に協力を求める
家事や育児に疲れを感じたら、パパに協力してもらいましょう。何でも一人でこなそうとしていると、ずっと気が張ったままなので、身体的にも精神的にも、かなり負担がかかってしまいます。「いつ」「どんな時に」など、休息をとる時間やルールを決めておき、忙しくても、ストレスを発散する習慣を付けましょう。

・新陳代謝を活発にする
適度な運動を取り入れて、新陳代謝を活発にしましょう。ストレッチをしたり、赤ちゃんを抱っこしながら軽くスクワットするなど、室内で簡単にできることから取り入れると良いでしょう。無理をせず、自分が気持ち良いと感じる程度に身体を動かすことは、ストレスの発散にもつながります。

・生活習慣を整える(食生活や睡眠不足を改善する)
食事や睡眠など生活習慣の乱れもストレスとなるため、髪の成長に悪影響を及ぼします。授乳や夜泣きで夜しっかり睡眠時間がとれない…というママがほとんどだと思いますが、少しでも眠れる時間があれば、家事よりも睡眠を優先して休むようにしましょう。

また、赤ちゃんが中心の生活になると、忙しくて食事がとれなかったり、栄養バランスが乱れてしまいがちです。そんな時は、ミールキットを使用して、時短しつつ栄養バランスを確保したり、サプリメントを利用するなどして、手軽に足りない栄養素を補う工夫をしましょう。

・ヘアカラーなど頭皮の負担となる行為は避ける
ヘアカラーやパーマなどの薬剤は、頭皮や髪にダメージを与えます。抜け毛がおさまるまでは、頭皮や髪への健康を考えて、ヘアカラーやパーマはできるだけ控えましょう。

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食生活で産後の抜け毛を解消できる

抜け毛・薄毛に効果的な栄養素とは?

・たんぱく質
髪の毛の主成分はケラチンというたんぱく質です。そのため、たんぱく質は、髪の健康維持に役立つとても重要な栄養素です。また、たんぱく質は、髪だけでなく肌も健康に保ちます。美しい髪や肌を手に入れるには、たんぱく質の摂取が必要不可欠です。

たんぱく質を多く含む食品

肉、魚、大豆製品、卵、乳製品など

・大豆イソフラボン
大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモン(エストロゲン)と同じような働きをします。納豆、豆腐、味噌、油揚げ、醤油などを毎日に食事に取り入れたり、おやつを作るなら、きな粉や豆乳などを使用するのもおすすめです。イソフラボンの1日あたりの摂取量の目安は約75mg(豆腐であれば約1丁、納豆なら約2パック)です。

・ビタミンA
ビタミンAには、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあります。抜け毛を防ぐには、ビタミンAを摂取して、土台である頭皮の環境を整えることも大切です。

ビタミンAを多く含む食品

レバー、かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、小松菜、モロヘイヤ、バター、マーガリンなど

・ビタミンE
ビタミンEには、血管を拡張し、血行を促進する働きがあります。身体に血液(栄養)をしっかり運び、頭皮や髪を健康にする効果が期待できます。血流が良くなると新陳代謝も活発になり、毛髪サイクルも上手く働きます。また、ビタミンEには抗酸化作用があるため、若返りのビタミンともいわれています。細胞の老化を防ぎ、健康な髪や肌を維持します。

ビタミンEを多く含む食品

うなぎ、アボカド、かぼちゃ、豆腐、ナッツ類、植物油など

・ビタミンP
ビタミンPには、毛細血管を強化し、抹消血管の血流を良くする働きがあります。頭皮や髪に栄養を与えるのはもちろんのこと、身体の冷え性を改善し、新陳代謝を高める効果も期待できます。

ビタミンPを多く含む食品

そば、玉ねぎ、りんご、みかん、グレープフルーツ、レモン、赤ワインなど

・ビタミンB群
ビタミンB群には、血行促進や疲労回復などの効果があります。特に、ビタミンB9(葉酸)やビタミンB12には造血作用があり、頭皮や髪の健康維持に欠かせない栄養素です。

ビタミンB群を多く含む食品

レバー、さんま、さば、豚肉、ほうれん草、納豆、あさり、しじみ、牛乳、卵など

・ビタミンC
ビタミンCはコラーゲンの生成に役立つ栄養素です。コラーゲンには、毛細血管や皮膚を健康に保つ働きがあり、健康な髪の育成を促します。また、ビタミンCには疲労回復効果もあります。ストレスを解消することで、頭皮に栄養素をスムーズに届けます。

ビタミンCを多く含む食品

キャベツ、パセリ、ブロッコリー、ゴーヤ、じゃがいも、さつま芋、レモン、キウイ、いちごなど

・亜鉛、鉄などのミネラル
亜鉛は髪の主成分となるケラチンの合成に関わります。たんぱく質を髪の毛に変えたり、たんぱく質自体の吸収率も高めてくれる、抜け毛対策にとても重要な栄養素です。鉄分はヘモグロビンの生成に役立つ栄養素。ヘモグロビンは酸素を身体の隅々に届け、健康な髪や肌をつくるために役立ちます。

鉄はビタミンCと併せて摂ると吸収率が上がります。

亜鉛を多く含む食品

レバー、牛肉、牡蠣、アーモンド、カシューナッツ、納豆、ニンニクなど

鉄を多く含む食品

レバー、鮭、あさり、しじみ、ほうれん草、高野豆腐、ひじきなど

シャンプーでも抜け毛対策できる

・正しいシャンプー方法で頭皮を健康にすることが大切!

◯頭皮を傷めないシャンプー方法

①髪の毛全体を濡らし、シャンプーを水で薄めずに、原液のまま頭皮の数ヶ所に付けます。

②指の腹でゴシゴシと泡立てて、頭皮全体の汚れを落とします。
(摩擦で頭皮を傷めてしままないように、長い間擦らないようにしましょう)

③しっかりとすすぎをして、シャンプー剤や汚れを洗い流します。

④トリートメントは、頭皮の呼吸の妨げとならないよう毛先中心に付けます。
その後、しっかりと洗い流します。

⑤コンディショナーは頭皮の乳液がわりになるものです。
髪の根本中心に付けてからサッと洗い流すことで、頭皮や髪全体に潤いを補給します。多少ぬめりが残っていても大丈夫!皮膚呼吸を妨げずに頭皮を保護してくれます。ドライヤーで乾かすと、ベタつかずサラッと仕上がります。

・育毛剤で頭皮にダイレクトに栄養を与える!
正しいシャンプー方法で頭皮の状態を整えたら、育毛剤で栄養を補給しましょう。

育毛剤の効果的な使用方法とは?

育毛剤の効果的な使用法のポイントは「少量ずつこまめに付ける」ことです。1度にたくさんの量を付けても、全て頭皮に浸透しませんし、もったいないです。少し頭皮が湿るくらいの量を付けたら、浸透する(乾く)までしばらく放置し、そしてまた少量頭皮に付けます。そうすると、効率よく頭皮に栄養素を補うことができます。

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まとめ

産後の抜け毛は、ホルモンバランスの変化やストレスが原因です。ホルモンバランスが整うまでは、生活習慣を見直したり、ストレス解消することを心がけましょう。また、髪や頭皮に良い食べ物を積極的に取り入れ、新陳代謝アップや血流改善を目指しましょう。正しい頭皮ケアを行えば、土台となる頭皮の環境が整い、徐々に髪の悩みから解放されます。是非今日から試してみて下さい。

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