よく喉が狭い人は、いびきをかきやすいと言いますが、果たしてその言葉は本当なのでしょうか?
他にも喉の狭い人でせきや息苦しいと訴える人は多いそうです。
なので今回は、いびきに対する疑問と解消方法の他にも、喉が狭くて咳や息苦しさに悩む人に対処法を併せて紹介します。
喉が狭い人はいびきをかきやすいの?
実が喉が狭い人はいびきをかきやすいと言いますが、その噂は本当です。
では、なぜいびきをかきやすくなっているのかというと、気道が筋肉に支えられているという理屈からきています。
そもそもいびきとは、睡眠中に喉が狭くなって空気が通った時、喉が振動してなる音がいびきの正体です。
上体を起こしている間だと、喉が狭くても気道を筋肉が支えてくれているので、楽に呼吸が出来ます。
しかし仰向けになってしまうと、筋肉がゆるんで重力の影響もあってか、舌が喉の奥に垂れ下がってしまいます。
こうしてさらに気道が狭くなって、呼吸をする度に喉が振動していびきとなるのです。
いびきをかきやすい原因
では原因は一体なんなのかというと、原因は加齢と肥満です。
・加齢
生まれつき喉が狭い人はいびきをかきやすいですが、まだ若いうちは筋肉がしっかりと働いているので、いびきはかきにくいです。
しかし年を重ねるごとに筋肉というのは緩まって、筋力も落ちていくので、年を取るといびきをかきやすくなります。
・肥満
もう1つの原因は肥満ですが、これは年は関係なく、肥満であれば誰でもいびきをかきます。
なぜかというと、肥満の人は体内に脂肪が多いので、その脂肪が首回りなどに付いている場合もあるからです。
また脂肪だけでなく、首回りに余分な肉が付く事で喉が重くなってしまいます。その状態が続くと、筋肉が肉を支えきれません。そうして喉を圧迫していくのです。
私も最近いびきに悩んでいて、「まだ若いのに筋肉がおとろえるだなんておかしいなぁ…」と思っていたのですが、この肥満が原因と聞かされた時は、「これだ!」と思ってしまいましたね。
最近は「いびき科」というものも広まっていますが、もし自分が肥満体形だと思ったら、いびき科ではなく、まずは健康のために痩せる意識をしましょう。
いびきを解消する方法はあるの?
では、いびきを解消するためにはどうすればいいかというと、その解消方法は3つあります。
①枕
まず1つ目は枕です。
「何で枕?」と思うかもしれませんが、先程説明した通り、いびきは気道を筋肉が支えない事で起こるので、立っている時と同じ角度であれば気道は筋肉に支えられた状態を維持出来ます。
起立しているときの顔の角度は5度なので、寝ている時もこの状態を保っていればいびきはかきにくくなります。なので、その5度の状態を保てる枕を探すか、枕専門店で作ってもらいましょう。
②マウスピース
そして対処法2つ目はマウスピースです。
実は口の中の歯のかみ合わせを調整する事で、咽頭部が広がり、息がしやすくなります。
なので歯医者さんで自分専用のマウスピースを作ってもらうのも解決法になりますね。
③外科的療法
対処法3つ目は外科的療法です。
今はレーザー治療でいびきが治る時代になっています。主に何をするかというと、手術で喉の軟口蓋という粘膜を切り取り咽頭を広げる方法です。
少しの麻酔と軟口蓋にレーザーを当てるだけなので、手術時間は短く、なにか深刻なリスクを負う事はありません。
手術は耳鼻咽喉科、レーザー治療を行っているクリニックが良いでしょう。費用も3万円前後で済むのでとても良心的ですね。
また最近広まってきているいびき科に受診して、診てもらうのも良いでしょう。
喉が狭いと咳や息苦しい!対処法はあるの?
喉が狭いといびきだけではなく、咳や息苦しいのが続きますよね。では一体どうすればいいのか対処法もいくつか紹介します。
まず咳が酷い人は、喉を温めるのが1番効果的です。
一見喉と関係がないように見えますが、身体を温める事で少し咳を楽にする効果があります。
ですが中には喉が狭いからと理由ではなく、気管支喘息や咳喘息の可能性もあります。
中にはアレルギーだけでなく、マイコプラズマ肺炎や慢性咳嗽の可能性もあるので、あまりにも酷い場合には、1度耳鼻科を受診してみましょう。
息苦しさに対する対処法ですが、これについては息苦しさについての原因が分からないと対処のしようがありません。
気管支喘息の場合だと呼吸器科ですが、中には咽頭や口頭にポリープが出来ている人もいます。
咽頭や口頭にポリープがあるかどうかは、耳鼻科で受診してもらえば分かる事なので、息苦しさが続くのであれば、1度耳鼻科で診てもらいましょう。
耳鼻科で診てもらって問題がないのであれば、気管支喘息の可能性が高いです。
まとめ
今回は喉が狭い人はいびきをかきやすいのかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?
いびきは加齢や肥満で起こるものですが、原因はなんであれ喉が狭いひとがかきやすいものです。
なので、あまりにも酷いのであれば今回紹介した内容をもとに、耳鼻科を受診してみましょう。
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