毎日何回も使うトイレ。汚れがちな所です。でも、出来ればいつもピカピカにしておきたいですよね。小さな空間なのに、便器や便座、床、タンク部分等掃除するところは多岐にわたっていて案外面倒だったりします。
どうやって汚れを落としたらいいのか、どうやって綺麗をキープするのか日々のことだから、しっかり基本を押さえておきたいところです。ここでは、そんなトイレ掃除のやり方についてお話してみたいと思います。
目次
トイレ掃除のやり方(手順)
まず、トイレ掃除の効率的なやり方をおさらいしておきます。上から下、綺麗なところから汚いところへ向かって掃除するのが鉄則なので、便器は後回しにて、ドア付近から便器に向かって掃除するようにします。
でもちょっとここで一つポイントが!まず初めに
①便器に洗剤をふりまいておきましょう!
待ち時間の間に他の場所を掃除できて、時間が有効に使えますよ。
便器に洗剤をふりまいたら、
②ドアノブから順番に
③ペーパーホルダー付近
④タンク
⑤蓋
⑥便座と進みます。
そして
⑦便器内部をこすり洗いしましょう。
そして
⑧便器の淵と足回りを拭き
⑨トイレの床を外側から拭いて
⑩最後にスリッパの底を拭いたら、基本のトイレ掃除の完成です!
なお、壁や温水洗浄便座のノズルも汚れがたまりがちなので定期的に掃除してくださいね。
トイレ掃除におすすめな道具とは?「掃除道具」
さて、掃除をするのにまず必要なのは掃除道具ですよね。そして道具は大きく2つの切り口で分類することができます。それは、「どこを掃除するのか」と「どんな汚れを掃除するのか」という点です。まずは、その「どこを掃除するのか」という切り口でおススメの道具を選んでいきましょう。
・トイレ掃除シート
便座や床のような大きな面積の所は、トイレ掃除シートのようなものが最適です。拭いてそのまま流せるので、気軽に掃除ができるのです。各社いろいろなものを発売しており、100均でも手に入れることができます。最近ではティッシュペーパーに吹きかけて使用するスプレータイプの洗剤も発売されていますよね。
おススメはある程度やぶれにくい物です。「破れやすくて手が汚れるから使いたくないわ」なんてことになったら元も子もありません。気軽に安心して使えることは、掃除道具の選定には特に重要なんですよ。
次は手の届きにくい部分を掃除する道具、トイレブラシについてです。
・トイレブラシ
トイレブラシも本当にいろんな形のものが揃っています。便器の淵の裏までしっかり届く形状のものを選びましょう。「痒い所に手が届く」ではありませんが、端々にまで届くことが、一番重要です。おススメは、「先がカーブしていて毛足が短いブラシタイプのもの」です。あまり毛足が長いと、ハネるんですよね。しぶきが。
顔なんかにかかって憂鬱にならないためにも、良い形を選びたいものです。あと、見落としがちなのが、ホルダーです。雑菌が繁殖しがちなので、簡単に洗えるような形状をおススメします。また、今は使い捨てのトイレブラシも販売されています。こういったものも、気軽に掃除するために導入を検討するのもいいでしょう。
トイレ掃除におすすめな道具とは?「アルカリ性」と「酸性」洗剤の使い分け
・アルカリ性の洗剤
こんどは「何を落とすか」についてです。トイレ汚れの代表と言えば、水の境目にできる黒ずみ汚れですよね。あの原因は、主にカビなどの微生物です。また、水道水に含まれる鉄分が酸化して黒ずんでみえることもあるそう。こういった汚れに特に強いのは、アルカリ性の洗剤です。微生物の主成分はたんぱく質。これをよく落とすのがアルカリ性の洗剤です。黒ずみ汚れには、アルカリ性の洗剤、と覚えておきましょう。
・酸性の洗剤
あと、トイレに特徴的な汚れとして挙げられるものには尿石があります。これは尿が付着し落ちないまま石化したもので、トイレが臭い原因になります。この汚れに強いのは、酸性の洗剤です。尿石は酸性の洗剤で案外簡単に除去することができます。「トイレがなんだか臭うな」と思ったら、酸性の洗剤ですみずみまでお掃除してみましょう。
この二種類の洗剤を上手に使い分けるのが、トイレ掃除のキーポイントになります。ここで忘れてはいけないことは、≪混ぜるな危険!≫死に至る大事故になりますので、くれぐれも注意してくださいね。
トイレ掃除には重曹とクエン酸も効果的
市販されているアルカリ性や酸性の洗剤はとても強力で便利なのですが、それに劣らず効果を発揮するのが、重曹とクエン酸です。重曹はふくらし粉として使われていますし、クエン酸は酢の成分。体にも優しい洗剤だと言えると思います。
トイレの二大汚れといえば、黒ずみと尿石です。先に述べたように、これには、アルカリ性と酸性のものが効果的なのですが重曹は弱アルカリ性、クエン酸は酸性の物質なのです。ここで一つ注目しいてほしいのが、「重曹とクエン酸は混ぜても大丈夫」ということです。狭いトイレ空間の中で、両方が混在した汚れを落とす時にこの、「混ぜても大丈夫」は本当に心強いことでしょう。
重曹で家を掃除する方法についてもブログ書いてます。こちらも、ご参考ください。
>>重曹で家がキレイ!重曹の使い方について
重曹とクエン酸を使った掃除方法
さて具体的にはどのように使っていけばいいのでしょうか。まずは、重曹水を作りましょう。お湯200mlに対して大さじ一杯程度の重曹をよく溶かし、スプレーボトルに詰めて使います。続いて、クエン酸水も作りましょう。水200mlに対して小さじ一杯です。必要に応じて増量してください。
ドアノブやタンク、床や壁等、人が触れる場所にはたんぱく質の汚れが付きます。こういったところには重曹スプレーが効果的です。また、尿や水垢が付着するところにはクエン酸が良く効きます。タンク上の手洗い部分や便座や便器、尿が飛び散りがちな床や壁にももってこいだといえるでしょう。
両方の汚れが混在している箇所(便座、壁、床等)は、重曹→クエン酸の順で使うと良いとされています。重曹で拭いたあと、クエン酸で拭いたら完璧でしょう。タンク内部のぬめりなどのたんぱく質汚れには重曹が適しています。
重曹1カップ約120gを寝る前に入れておきます。約6時間放置することで、黒ずみ汚れの原因となるタンク内のぬめりをスッキリ落とすことができます。
便器の内部の黒ずみの掃除には、両方を混ぜるという使い方をします。酸性とアルカリ性が混ざることで発砲し、汚れを浮き落としてくれるそう。重曹とクエン酸を粉のまま振りかけて待つこと20分。あとはトイレブラシでこすってください。
発泡効果と重曹の研磨効果で、頑固な黒ずみや水垢がしっかり取れますよ。なお、発泡した時に発生するのは二酸化炭素ですので、ご安心くださいね。
一方で注意点もあります。
※注意点
・ 高濃度の重曹を使ったり、何度も何度も繰り返し重蔵を使うことでフローリングのワックスがはげてしまう可能性があります。フローリングの床の場合はかなり薄めた重曹水をご使用ください。
・ 水垢に効くクエン酸ですが、タンク内部には使用しないでください。内部の器具を痛める恐れがあります。また、大理石の箇所にクエン酸は厳禁です。大理石を溶かしてしまいます。
トイレの臭い対策にも、トイレ掃除のしめくくりは臭い対策です。
クエン酸はアンモニア臭にとても効果的なのです。クエン酸水はペットのおしっこの消臭にも使えるくらいパワフル!クエン酸水で壁や床を拭き上げることで、嫌な臭いがなくなっていることでしょう。臭い対策には、重曹は粉のまま使います。お気に入りの容器に入れ、トイレの消臭剤として使えます。無臭のままが良いかたはそのまま、お気に入りのアロマオイルを垂らして使うなんてこともできます。
二週間に一度かき混ぜることで、消臭効果は一か月以上続きます。使い終わった重曹は、便器の黒ずみ汚れやタンク内部のぬめり取りに使うといいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。トイレを掃除すると運が上がるなんてこともいいますが、面倒で嫌な作業をこつこつ積み上げられる力はたしかに運を呼び寄せるのかもしれません。毎日使い、毎日汚れるトイレだからこそ、日々の掃除が肝心です。便利な道具たちと化学の力を使って、簡単に汚れを落とすことが出来たら毎日のトイレ掃除も少し楽しくなるかもしれませんね。
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