年の瀬になると特に気がかりになってくるのが大掃除。日々の掃除ではカバーしきれなかった汚れって、結構あるものですよね。昔からの風習でもありますし、新年をすっきりした環境で迎えたいとなると、この時期に欠かせない行事の一つかと思います。
しかしながら、忙しく時間のない時に時間を割かなければならず、さらに体力も必要となってくることから、なにかと頭を悩ませられる大仕事だと言えます。ここでは、そんな大掃除を効率良く進めるために必要なことは何かを順を追って考えて行きたいと思います。大掃除の順番とコツ、便利グッズ、是非、ご参考ください。
重曹(じゅうそう)で家を掃除する方法についてもブログで書いてます。ご参考ください。
>>重曹の使い方をマスターし家をキレイに
目次
大掃除する日を決めることが重要
まずは、日取りを決めましょう。スケジュールを書き出し、空いている日を見つけることがスタートです。一日で一気にやりきるもよし、細切れに時間を設定するもよし、とにかくやる日を決めて気合を入れること!これが案外重要だったりします。
その際に、どこにどのくらいの時間がかかりそうか、それをどれくらいの時間で終わらせるつもりなのか、具体的にイメージトレーニングしておくことはとても大切なことです。そうすることで、その為には何を準備しておくのか、
どういった手順だと効率が良いか、自分なりに把握することが出来るからです。
いざやり始めたら、道具が足りなかった!なんていう失敗もこれで防げるかもしれません。そして肝心の日取りですが、あまり早く設定しすぎるのは考え物です。ほこりは毎日たまってしまうもの。掃除したのにまたやり直し…と憂鬱になることのないよう、年の瀬に近い28~30日あたりに設定するのが妥当かもしれませんね。
日程を決めたら、次はどうやってやるかです。次は大掃除のやり方の鉄則についてお話してみたいと思います。
大掃除の鉄則、いらないものは捨てる
大掃除だけでなく、掃除の鉄則とも言えるのが、「いらないものは捨てる」です。特に普段の掃除やお片付けの時に「また使うかも」「なんとなく捨てにくい」と取ってあるものって沢山あると思うのですが、結局あまり使わない物であったり、邪魔になって仕方なかったりしていませんか?
大掃除こそ、そういったものを捨てる一大チャンスです!これをきっかけに、断捨離の第一歩を踏み出すのも悪くないですね。自分の中で、〇年使わなければ捨てる、とか〇年保管したら捨てる、とか決めておくと
スムーズに作業が進みますよ。
いらないものを捨てて、きちんと収納するだけで、随分とキレイに見えるようになります。「いらないものを捨て、あるべきところに置く」が掃除の第一歩なのです。そうやっていらないものを捨ててスッキリしたら、今度は汚れ落としです。次は、どんな所を掃除していくか、計画を立てましょう。
大掃除する場所は、どんなとこ?
掃除するところは本当にきりがありませんよね。
大ざっぱに言っても
・キッチン
・浴室
・洗面所
・トイレ
・窓
・玄関
・リビング
・寝室
・廊下やベランダ など
そして例えばキッチンだけに注目したとしても、
・換気扇
・コンロまわり
・シンクまわり
・壁や床
・冷蔵庫やレンジ内部
・冷蔵庫はレンジ外部
・戸棚や引きだし など
と、各家庭によって構成は様々ですが、嫌になるくらい沢山あります。
全部やりきるのは実際問題プロが数人がかりでやってやっとだと思うので、ここはポイントを絞ってやることにしましょう。例えば、冷蔵庫の中身を完璧に綺麗にしてみるとか、窓をサッシまで綺麗にしてみるとか。照明器具やエアコンの中までしっかり掃除するとかいった具合に、特に普段できていない所に重点を置いた「ここだけはキレイにしたい!」という小目標をどんどん用意してみましょう。書き出して視覚化するのもいいかもしれませんね。
さて、普段の掃除具合にもよると思うのですが、結構な数のリストになったのではないでしょうか。欲張りすぎると大掃除は成功しません。その中で、自分の中で優先度の高いものを選び出したら、どんな順番でやると効率がいいのか、考えてみましょう。
大掃除を効率よくできる順番は?
掃除の原則としてよく言われているのは「上から下」にやるということですよね。ほこりは、上から下に落ちていきます。二度手間にならないように、照明器具やエアコンなどは、先に掃除するようにしましょう。「中から外」も大事です。収納内部から掃除しておかないと、折角片づけたものを全部出して、また片付ける羽目になるかもしれませんよね。冷蔵庫なんかは、賞味期限切れの食品を捨てるついでに、中から掃除をするのがお勧めです。
「大から小」これも重要です。大きな物から片づけることで、スッキリ感が違ってきます。汚れのひどい物から手を付けるのも大事。大きな汚れを一つキレイにできたことで達成感が得られ、次も頑張りたい意欲が生まれることでしょう。
ここでポイントなのが、待ち時間の有効活用です。ひどい汚れの場合。洗剤をつけてしばらく置いておいたりしますよね。先にこういった処置を始めることで、効率的に掃除が出来ますよ。
大掃除に役立つ道具をご紹介
さて、大掃除にはやはり道具が必要になってきます。洗剤や掃除機、ブラシといった必要不可欠なものだけでなく、こんなものがあると大掃除がはかどるかもしれません。
・マスク
大掃除には、ほこりが付き物ですよね。いちいち、ほこりを気にしていては、思い切って掃除もできないというもの。ここは、マスクをつけてしっかりとガードして臨みましょう。
・使い捨て手袋
「ひどい汚れに躊躇して触れない」とか、「お湯や洗剤で手が荒れて…」といったトラブルを回避するためにも必須アイテムでしょう。医療用や食品用として売られている、ぴったりフィットする薄手のものが使いやすくておススメです。
・古いタオルや着られなくなったTシャツなど
くたびれたタオルやTシャツは、小さく切って使い捨て雑巾にします。思い切って使えて惜しげなく捨てられるのが便利です。古いジーンズの生地もお掃除には最適みたいですよ。
・新聞紙
汚れた換気扇の仮置きに使ったり、窓を拭いたりは定番ですが、なんと網戸の掃除まで新聞紙で出来るとか。やり方はとっても簡単。たっぷり水を含ませて、網戸の両側から挟むように貼り付けるだけ。これで汚れを新聞紙が吸い取ってくれるため、こすらなくてもキレイになるそうです。
大掃除に役立つグッズとは?
便利な掃除グッズは100均でも沢山売っています。例えば、メラミンスポンジは、汚れ落としに絶大な効果を発揮するでしょう。各場所に応じた形のブラシもあるといいですね。使いやすいブラシがあることで、作業が劇的にはかどります。
個人的におススメなのが、山切りカットされた固めのサッシ用ブラシです。サッシ用のブラシは、サッシはもちろんですが、浴室のタイルの目地をこすったり、蓋の溝をこすったりといった狭い場所にピンポイントにフィットしますし、固めの毛なので、換気扇のようなひどい汚れをゴシゴシこするのにも最適です。
重曹やクエン酸、セスキ炭酸ソーダといった自然派洗剤もおススメします。ただ、ここで間違えてはいけないのは使用する用途です。
簡単にまとめると、
・重曹
焦げ付きや油、皮脂汚れに効果あり。アルカリ性。水に溶かして使ったり、そのまま振りかけて使ったりします。
・クエン酸
水垢や尿石が得意。酸性。大理石には厳禁です。溶けてしまいますよ。
・セスキ炭酸ソーダ
血液の汚れや頑固な油汚れに特に効きます。強アルカリ性。重曹よりアルカリ性が強く、たんぱく質を溶かしますので、手袋必須です。
以上のような性質に合わせて、適材適所で使い分けてくださいね。この使い分ける、がとても重要です。それを心掛けると、大掃除は随分と楽になると思いますよ。さて、全く関係無いのではと思われるかもしれませんが、ラジオやCDといった、耳からの刺激が得られる物もおススメしておきます。お気に入りの音楽やラジオ番組を聞きながら大掃除をすることでより楽しく、スムーズに作業がはかどる事請け合いです。
まとめ
大掃除は本当に大変な大仕事です。でもやり方を工夫するだけで随分と楽に、そして楽しくなります。以上のようなポイントを押さえつつ、大掃除を大成功させて、楽しい新年を迎えてくださいね。
この記事へのコメントはありません。