赤ちゃんの悩み

赤ちゃんに「はちみつ」は危険!与えた症状とは?絶対ダメな理由

「はちみつ」って自然の恵みで赤ちゃんにとっても栄養満点で離乳食として与えるとよさそうな食品ですよね。でも、「はちみつ」は実は赤ちゃんにとって食べると命にかかわるほどの危険な食品だったりするのです!これは、意外ですよね。

ここでは、妊娠中の方、これから赤ちゃんの子育てをはじめようとされていらっしゃる方のために、「はちみつ」がなぜ赤ちゃんにとって危険な食品なのか、また、赤ちゃんに「はちみつ」を与えるとどのような症状を引き起こすのかその絶対ダメな理由を以下に詳しくご紹介させて頂きます。

はちみつ」を赤ちゃんに与えてはいけない理由を詳しくお知りになりたい方は、ぜひ、以下の記事を読んでみてくださいね。

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赤ちゃんに「はちみつ」は危険!その理由とは?

実は、自然の恵みであるおいしい「はちみつ」は赤ちゃんには絶対に与えてはいけない食品だということを皆さんご存知ですか?

なぜ、「はちみつ」を生後間もない赤ちゃんに与えてはいけないのかと言うと、「はちみつ」にはボツリヌス菌という菌が入っており、生後1歳未満の赤ちゃんがこのボツリヌス菌が入った「はちみつ」を摂取すると「乳児ボツリヌス症」の症状があらわれてしまうからなのです。

そもそも、ボツリヌス菌とは自然界にたくさんある食中毒の要因にもなりうる菌です。

このボツリヌス菌を生後1歳未満の赤ちゃんが食べてしまうと、8時間~1日と12時間で吐き気や嘔吐、視力&言語障害や嚥下困難(えんげこんなん)、つまり食べ物や飲み物を飲み込みづらくなどの神経症状があらわれます。この乳児ボツリヌス症が重症になると呼吸困難になり死亡してしまうケースもあるようです。

ボツリヌス菌入りの「はちみつ」を煮沸消毒しようとしても、ボツリヌス菌は熱に強い芽胞(強い耐久性をもつ細胞構造)を作ってしまうので、もし、この芽胞を加熱して消滅させようとしても100度のお湯で6時間も加熱しなくてはいけなくなります。

赤ちゃんに「はちみつ」はいつから与えても大丈夫なの?
>>赤ちゃんに「はちみつ」を与えてもよい時期について

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赤ちゃんに「はちみつ」を与えた症状と対処方法について

大人は「はちみつ」を食べても問題ないのですが、生後1歳未満の赤ちゃんが「はちみつ」を口にすると腸内環境がまだ不完全であるため、「はちみつ」内のボツリヌス菌を体内で処理することができず、数日間便秘が続き、全身の筋力が脱力状態になり、哺乳力が低下し、鳴き声が小さくなってしまうなどの乳児ボツリヌス症の症状である筋肉が弛緩することによる麻痺症状があらわれ大変なことになってしまいます。

1歳以上の赤ちゃんなら「はちみつ」を与えても問題はないのですが、赤ちゃんが1歳未満の場合、「はちみつ」を与えることは厳禁です。

ちなみに、乳児ボツリヌス症の潜伏期間は3日から30日ほどなので、少しでも1歳未満の赤ちゃんにはちみつを与えてしまった場合は、すぐに小児科を受診しましょう。そして、少なくとも30日は赤ちゃんの様子をしっかりと見守りましょう。

赤ちゃんが「はちみつ」を摂取して乳児ボツリヌス症にならないための対処法としてまず挙げられるのが、「はちみつ」を赤ちゃんの手に届くところに置かないということです。

「はちみつ」は冷やすと結晶化してしまうため、常温保存している方は多いと思いますが、少しでも赤ちゃんの手が届くところに置いておくと、赤ちゃんが手を伸ばして「はちみつ」をなめてしまう危険性がありますので、赤ちゃんがいるご家庭では「はちみつ」は必ず赤ちゃんの手が届かないたかい場所に置いておくようにしましょう。

さらに、「はちみつ」をすくったスプーンなども台所に洗わずに長時間そのまま放置するのもやめておきましょう。赤ちゃんがそのスプーンに手をのばし残った「はちみつ」を口に含んでしまったら大変なことになってしまうからです。

もし、「はちみつ」を赤ちゃんに食べさせてしまった場合は、無理に吐かせようとはせず「はちみつ」がついていると思われる口や手、体をふいて、体内から早く「はちみつ」を排出させるため、母乳やミルク、水を飲ませましょう。これらの対処をした後は、必ず小児科、もしくは内科を受診し赤ちゃんを診てもらいましょうね。

はちみつ以外でも赤ちゃんに危険な食べ物とは?

実は、「はちみつ」以外にも乳児ボツリヌス症の要因となるボツリヌス菌を含んでいる生後1歳未満の赤ちゃんにとって危険な食品があります。それは、体に良いと思われる黒糖やキビ砂糖です。

コーンシロップや非加熱野菜ジュース、井戸水などにもボツリヌス菌が入っている可能性がありますので、赤ちゃんの口に入らないようにしなくてはいけません。もちろん、「はちみつ」入りの飲み物も厳禁なので1歳未満の赤ちゃんに飲み物を飲ませるときには食品の成分表示をしっかり読んで「はちみつ」が入っていないか確認する必要があります。

さらに、パンやお菓子にもはちみつが使われているケースがありますので、成分表示をきちんと確認しなくてはいけません。あと、ボツリヌス菌は土にもありますので、土のついた野菜を使用したお料理も1歳未満のお子さんには食べさせてはいけません。

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まとめ

「はちみつ」などボツリヌス菌を含む食品を1歳未満の赤ちゃんが口にすると乳児ボツリヌス症になってしまう危険性がありますので、上記でご紹介致しました「はちみつ」やボツリヌス菌の入っている可能性のある食品を与えたり、お子さんの手の届くところに置いたりしないようにしましょう。

さらに、お化粧品によっては「はちみつ」を配合しているものもありますので、そんなお化粧品は赤ちゃんの手の届かないところに置いておくようにするか、そもそも「はちみつ」入りのお化粧品は赤ちゃんが1歳以上になってから使用するようにしましょうね。

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