日本は毎年、暑くなっています。ヤフーのトップニュースで極暑対策というタイトルがでるぐらい!こんなにも暑いと、体力のないお年寄りや子供がいると、熱中症が心配ですよね。しかし、熱中症に気を付けなければならないのは高齢者や子供だけではありません。周囲の環境や、その日の体調など、様々な要因が重なって、熱中症は色々な人の身に襲いかかります。
そこで今回は、熱中症にかかりやすい人や状況別に、熱中症の予防や対策を紹介したいと思います。
赤ちゃんの為の熱中症対策についても、ブログ書いてます。こちらも、ご参考ください。
>>赤ちゃんの為の熱中症対策8選
目次
熱中症になりやすい人!こんな人は注意
熱中症になりやすい「乳幼児」
乳幼児は体温の調節機能が未熟なため、大人に比べて熱中症にかかりやすいです。
乳幼児の熱中症の予防と対策
乳幼児は大人よりも身体に占める水分の割合が多く、新陳代謝も活発です。そのため、汗をかきやすく脱水症状を起こしやすいので、こまめに水分を補給したり、水分を多く含む食事を積極的に摂らせるようにしましょう。
通気性の良い衣類を身に付けさせ、外出の際は帽子をかぶらせるなどして直射日光を避けるようにしましょう。子供は地面からの照り返しにさらされやすく、大人よりも暑さを感じやすいです。暑い日の長時間の外出はできるだけ避けるようにして、車内など暑い環境に子供を置き去りにすることは絶対にやめましょう。
室内でも油断をせずに、子供の汗のかき方、顔色、泣き方などを観察し、子供の体調に合わせて周囲の環境を調整しましょう。特に乳幼児は自分の身体の不調を訴えることができません。常に子供の様子を気にかけて、熱中症を予防しましょう。
熱中症になりやすい「高齢者」
高齢者は体温調節機能が低下していることや、暑さに対する感覚が弱いため、熱中症になりやすいです。
高齢者の熱中症の予防と対策
高齢者は暑さを自覚しにくいため、暑さ対策に対する行動が遅れがちです。気温や湿度を計測して、特別暑さを感じていなくても、周囲の環境を調整していくことが大切です。エアコンや扇風機などを利用して、風通しを良くし、快適な室温を保つように心がけましょう。
また、喉が乾く前に水分を補給することも大切です。お風呂上がりや就寝時も体内の水分は奪われます。知らぬ間に熱中症にかかってしまわないよう、入浴前後や就寝時も意識して水分を摂りましょう。
・屋外で作業をする人
屋外で長時間作業する人は、熱中症対策をしっかりと行って下さい。帽子やタオルで直射日光を遮ったり、ネックバンド等のひんやり対策グッズを活用し、暑さから身を守りましょう。作業場や休憩スペースには、日差し除けや屋根を設置すると良いでしょう。
暑い日が続いていて体力が消耗している時や、夏の始まりや梅雨の合間など、身体が暑さに慣れていないのに急に暑くなった時などは、特に熱中症に注意しましょう。
自覚なく脱水症状に陥ってしまう場合もあります。体力に自信があるないに関わらず、こまめな水分補給と休息を心がけるようにして下さい。
・キッチンで火を使う場合
キッチンで火を使うと、蒸気によって高温多湿の環境となるため、熱中症に注意が必要です。換気扇を回したり、エアコンや扇風機を使用するなどして室温を調節し、こまめに水分補給を行いましょう。加熱の際は電子レンジを使用して、なるべく火を使わないようにすると、時短にもなって良いですね。保冷剤とタオルを利用してネックバンドを巻くなど身体を適度に冷やす対策も行いましょう。
・暑い日、湿度の高い日にスポーツをする場合
体を動かすと筋肉が熱を発するため、熱中症の危険性が高くなります。炎天下や湿気の多い日、急に暑くなった日などは特に熱中症に注意して下さい。運動不足や肥満の人も熱中症にかかりやすいです。暑さに身体が慣れていなかったり、疲れている時や体調が良くない時には無理をしてスポーツを行わないようにしましょう。
また、状況によっては早めに切り上げたり、中止したりすることも検討しましょう。屋外のスポーツでは必ず帽子を着用し、通気性や吸湿性のよい衣類を身に付けて、水分や塩分をこまめに補給して下さい。
熱中症にならない為の過ごし方
・こまめに水分補給する
自覚症状なく熱中症にかかってしまうこともあります。喉が乾いたと感じる前に、こまめに水分補給することを心がけて下さい。
・室温を快適に保つ
気温や湿度に気を配り、エアコンや扇風機を利用して室温を調整しましょう。「ちょっとぐらい我慢しよう!」とか「節電しないともったいない!」と思って無理をするのは大変危険です。疲れている、暑さに慣れていないなど、自身の体調や体力にも考慮して、早めに熱中症対策を行うことが大切です。
・直射日光を避ける
外出の際は、日傘や帽子を使用し、直射日光を浴びないようにしたり、できるだけ日陰で過ごすようにするなど些細な事でも暑さから身を守る対策を行いましょう。また、早朝や夕方に出掛けるなど、外出する時間帯にも配慮すると良いでしょう。
・通気性がよく、ゆったりした服装をする
衣類は通気性や吸湿性に優れた素材のものを選ぶようにしましょう。また、熱を逃しやすい、ゆったりとした服装をすると良いでしょう。
熱中症対策に役立つ飲み物とは?
・熱中症対策にはどんな飲み物を飲むと良い?
汗をかくと、水分だけでなく塩分も体外に排出されてしまいます。糖分は、塩分の吸収率を高める役割があります。そのため、熱中症対策には、水分と適度な塩分や糖分も一緒に補給することが理想的です。水やお茶と一緒に塩飴を食べたり、塩分や糖分を程よく含むスポーツドリンクを飲むようにすると良いでしょう。ただし、熱中症となって意識がない場合や、嘔吐している場合は、無理に水分補給するのは控えて下さい。
熱中症を予防する!水分補給の仕方やポイントとは?
喉が乾く前に水分を補給する!
健康で体力のある大人であっても、気づかぬ間に熱中症にかかってしまう場合があります。自覚症状が現れるまで放置しないで、喉が乾く前にこまめな水分補給を心がけましょう。
水分を持ち歩く!
外出先で喉が乾くと「買うのが面倒だしちょっとぐらい我慢しよう…」とついつい無理をしてしまいませんか?脱水症状を起こさないように外出の際は飲み物を持ち歩いて、こまめに水分補給しましょう。
食事からも水分や塩分を摂る!
野菜など水分の多い食材を料理に取り入れたり、味噌汁を飲むなど、水分や適度な塩分を食事からも摂るようにすると良いでしょう。
まとめ
極暑対策をしなければ、大変なことになるぐらい異常気象です。極暑というキーワード、今後、重要になりそうですね。極暑は、どんな人も熱中症にかかる危険性はありますから、油断をせずに、常に周囲の環境や自分自身の体調に気を配りましょう。熱中症を予防するには、無理をしないことが大切です。熱中症の自覚症状が現れる前に、早めの行対策を心がけて下さい!
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