春の行楽が待ちどうしい季節になりました。でも、花粉症の方には、外に出るにしても、メガネとマスクが欠かせない憂鬱な季節ですよね?そんな毎年花粉症に悩んでいる方が多いのでは無いのでしょうか。
花粉症対策で重要なことって知っていますか?それは、花粉を身体に寄せ付けないことです。それから「食事」に関しても意識してください。
実は、大学の研究などで、柑橘類の果物が花粉症の症状を緩和になると発表されていて、テレビなどでも話題になっています。そこで今回は、花粉症対策効果的といわれている柑橘類の果物をご紹介します。花粉症の症状を緩和できますので、ご参考になれば嬉しいです。
目次
なぜ花粉症が起きる原因とは?
柑橘系の果物を紹介する前に、なぜ、花粉症が起きるのでしょうか?簡単に花粉症のメカニズムをご説明します。
人の体には、異物が過剰に入ってこないように判断するシステムが、備わっています。体内に花粉(アレルゲン)が入ってきたとき、異物なのか、そうでないのか、また、それを排除しなくてもいいのか、排除するのか考えます。
排除すると判断した場合、体は花粉と反応する物質「IgE抗体」と言われるものを出し、体の中に入れないようにバリアのようなものをはろうとします。再び、空気中に飛び散ったスギ・ヒノキ・イネの花粉などのアレルゲンが、鼻や目の粘膜ににつくと、先ほどのlgE抗体が出て、肥満細胞とくっつき体内に抗体が作られます。
その結果、肥満細胞から化学物質(ヒスタミンなど)が分泌され、アレルギー誘発物質を出します。これがいわゆる、花粉症と言われるものです。本来は、異物から体を守るはずの反応なのに過剰に反応して、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの症状がでて、自分自身を傷つけてしまうのです。
それでは、花粉症に効果があると言われている柑橘類をご紹介します。
花粉症の症状を緩和する果物「みかんの皮」
冬の果物の代表的として食べられる、みかん。実の部分はもちろんですが、捨ててしまっているみかんの皮に実は、花粉症の症状を緩和する物質が含まれています。みかんの皮が、漢方として昔からから活用されてきました。今も風邪予防として、多くの方に飲まれています。
ヘスペリジンとペクチンなど多く含まれていて、アレルギーを抑制する、抗炎症作用の働きをします。ハーブティとして飲まれるのもいいのですが、マーマレードジャムやスムージーなどヨーグルトと一緒になるべく毎日食べることで効果が出てくると言われています。ヨーグルトなどの乳酸菌と一緒に食べると効果がアップされるといわれています。
花粉症の症状を緩和する果物「キンカン」
スーパーなどでよく見かけるキンカン。よく見かけるけど、食べ方を知らない方が多いのでは、ないでしょうか。
みかんの皮同様に、キンカンの果皮には、ヘスペリジンを多く含まれています。まるごとかじることもできますが、甘露煮や薄くスライスしたキンカンをサラダに乗せて食べるのがオススメです。
花粉症の症状を緩和する果物「じゃばら」
「じゃばら」は、はじめて聞く人が多く、あまりなじみがないかもしれませんね。「じゃばら」の原産は「みかん」が名産である和歌山県の柑橘類の一種です。
「じゃばら」という不思議な名前ですが、名前の由来は「邪気を払う」という意味があるそうです。名前の通り、花粉症の症状を和らげる働きがあると発表されており、他の柑橘類と比べても、特に花粉症に良いとされています。「じゃばら」には、花粉症の症状を緩和する、ナルチンが多く含まれています。
焼き魚にかけて食べたり、果汁の中にはちみつを入れてジュースにして飲んでみるのがおすすめです。
花粉症の症状を緩和する果物「レモン」
意外と知られていないのが、ビタミンCについても花粉症の症状を軽くするのに役立ちます。皆さんは、知っていましたか?ビタミンCの主な特徴は、身体の中ににあるアレルギー物質、ヒスタミンの量を減らすことができるのです。ヒスタミンの量を軽減することによって、花粉症対策になるということです。
ビタミンCは、女性には、嬉しい美肌効果もあるので、これからの季節、積極的に食べていきたいですねビタミンCが多く含まれているのがレモン。レモンを使って花粉症対策をしてみては、いかがでしょうか。レモンのはちみつ漬けやレモンと相性の良いリンゴを使った煮リンゴのヨーグルトがけなどがおススメです。
花粉症の症状を緩和する果物「ゆず」
レモンと同じように、ビタミンCが多く含まれているゆず。また、ポリフェノールの一種であるビタミンP、ミネラル、カルシウム、鉄分などの栄養素も多く含まれているため、積極的に取り入れている方も多いのでは、ないでしょうか。
実は、ゆずも花粉症に効果があると言われています。ゆず茶に少し、生姜を加えたものを夜飲んだり、ゆず伊達巻などを作ってみてはいかがでしょうかゆず茶には、安眠効果もありますよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。柑橘類の言ってもたくさんの種類があります。グレープフルーツやオレンジなどは、花粉症の薬の効果が半減してしまいものもあります。まずは、病院に行って、お医者様とか相談しながら、日頃の食生活に柑橘類を取り入れてみては、いかがでしょうか。
薬と違って、食べてすぐ効果がでるのではなく、食べ続ける(飲み続ける)ことが大切です。日常生活において、苦にならないように、楽しみながら、取り入れて欲しいと思います。また、花粉症の症状が出始める時期の遅くても1ヶ月以上前からなるべく食べるようにしてくださいね。
まだまだマスク、メガネは、必要ですが、春の行楽を楽しめますように。
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