みなさん、切なく悲しい恋のお話は好きですか?ここでは宮崎県にあります、秘境といわれる椎葉村についてのご紹介になります。
古い歴史の中で平家と源氏を聞いたことがあると思います。その平家と源氏に関する恋の話の内容から繋がるお祭りが毎年11月の肌寒い日に、椎葉平家まつり が開催されます。
今回は、2018年宮崎県椎葉平家まつりの開催日や駐車場情報、お祭りの見どころなどを、ご紹介いたします。
2018年宮崎県椎葉平家まつりの開催日や駐車場情報
開催日は『2018年11月9日(金)』~『11日(日)』の3日間の開催となります。開催地(メインステージ)として、『椎葉村役場横中央ステージ』、『鶴富屋敷』、『開発センター』になります。
そして、イベントで一番気になるのが、駐車場状況ではないですか?
無料の臨時駐車場があります。台数は1000台になります。国道沿いの河原に設けられていますよ。(無料シャトルバスがある)お祭りを楽しむため、また安全安心を勝ち取るためにはアクセスチェックも必要です。
ですので、具体的なアクセスを参照しておきますね。
JR日向市駅→バス2時間20分、バス停:山中食堂下下車、徒歩すぐ九州道御船ICから国道445・218・265号経由97km1時間45分
宮崎県椎葉平家まつりの見どころとは?
・法楽祭
これは9日(金)の夜に行われます。これは、お祭りの安全を祈り、また、鶴富姫の慰霊の祈願をします。松明の灯りのみで行うようです。
その中で、神事や「大八郎と鶴富姫の逢瀬を再現した劇」があるようなのですが、まさに、自分自身がその時代にいるかのような雰囲気になるようですよ。
・大和絵巻武者行列
こちらは街頭パレードになります。那須大八郎の役をした男性の方が、馬にまたがり、鶴富姫役の方が、美しい着物を身につけ、輿乗ってのパレードが行われます。キャスト約300名は椎葉村民がほとんど占めています。
ちなみに、平家の姫君役をしたい方を一般募集しています。(今年は終了)
毎年、5月末~7月中旬に募集をかけているようなので、来年に応募してみてはいかがですか?地元住民でなくてもOKです。
・椎葉神楽
「重要指定無形文化財」に指定されている椎葉神楽ですね。一年の締めくくりとして、12月くらいまで踊られているようです。過疎化で、継承者がいない現状もありますが、貴重な神楽です。
中央ステージ で11月11日(土)の 18:00から行います。
深すぎる歴史
椎葉村とお祭りの関係性を見ていきます。歴史が好きな方は知っていると思いますが、昔、壇ノ浦の戦いがありました。その戦いで破れた平家の残党たちは、必死で生きるために、各地に逃げます。
の一部の残党たちが椎葉村に逃げてきました。農民に混じることにより、隠れて住んでいましたが、そのことが、源氏に入り、源頼朝の命によって、那須大八郎が椎葉村に行きます。もちろん、残党討伐のためです。
ところが、平家の残党たちは完全に農民化しており、討伐は不用と考え、頼朝に全員を討ち取ったと嘘をつきます。そして、椎葉に留まると決意するのです。
そして、平家の末裔である「鶴富姫」に恋してしまいます。時が経ち、鶴富姫は大八郎は子どもを身ごもることになるのです。しかし、生まれる前に、大八郎は幕府から、戻るように告げられてしまい、結局二人は離ればなれになりました。これは悲しすぎますよね。
きっと愛し合ってきたはずなのに、こんな結果になるとは残念ですね。
言い伝えとして、鶴富姫は女の子を産みましたが、その子が成長すると、婿を取って、その婿に「那須」を名乗らせたのでした。「那須」は大八郎の姓でした。
・椎葉平家まつりについて
昭和60年に「椎葉平家800年まつり」を開催しています。昭和60年は不思議なことにあの壇ノ浦からちょうど800年目に当たります。愛を貫いた那須大八郎と鶴富姫との切なく悲しい恋をテーマとして、また、鶴富姫の慰霊と村興しの意味合いも込めて、このお祭りを始めたのでした。
スタートの年、全国からかなりの観光客が来たことによって、2年目には「椎葉平家まつり」と新たに名前を変更しています。人口が3000人ほどの村ですが、全国から20000人もの人が集まります。
まとめ
お祭りは楽しいものですが、椎葉平家まつりの時代背景をみれば、切なく悲しい恋の話がありました。しかし、その物語を理解することによって、お祭りがさらに深く味わい深いものになる気がいたします。ぜひ、足をお運びください。
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