普段からリラックスして過ごしている人でも、たくさんの人の前で挨拶することになったり、取引先の人の前でプレゼンをすることになったりすると、当日はもちろん、予定日前から緊張して吐き気をもよおすなんてことがあるかもしれませんね。
では、この緊張で吐きそうになってしまうという現象、どんな理由でなってしまうのでしょうか。気になりますよね!
ここでは、いつも緊張感がたかまるような場面が近づいたり、その当日になったりすると吐き気をもよおしてしまう人のために、緊張すると吐きそうになってしまう理由と緊張で吐き気がする場合の対策方法をご紹介させて頂きたいと思います。
普段から緊張しやすく、大事な場面で吐き気をもよおしがちな方は、ぜひ、以下の記事を読んでみてくださいね。
緊張すると吐きそうになる理由とは?
では、緊張するとなぜ吐きそうになってしまうのかその理由について検証していきましょう。
ひとくちに、緊張すると吐き気がする理由と言ってもさまざまな要因が考えらえますが、一番の吐き気をもよおす要因は精神的なストレスです。ストレスに関与する人の神経に自律神経と言うものがあります。この自律神経は意識的にではなく無意識に働く神経です。
また、人の自律神経にはリラックスしているときに働く副交感神経と、緊張しているときに働く交感神経の2種類の神経があります。この2種類の神経のうち、緊張しているときに働く交感神経が必要以上に働いてしまうと、人の体は緊張して鼓動早くなったり、発汗したりするなどの症状があらわれてしまいます。
その緊張しているときに働く交感神経が働いているときに見られる症状のうちに胃腸活動の抑制と言う症状があります。胃腸活動が抑制されてしまうと、胸やけや気持ち悪さを感じてしまい、吐き気をもよおすことがあります。
この緊張からくる吐き気は、まじめで何事にも一生懸命取り組む方がなりやすいようです。日頃の疲れがたまり、体が疲労感でいっぱいになってしまうことも緊張による吐き気の要因となります。さらに、普段からあがりやすい方も、緊張がひどいプレッシャーとなり吐き気をもよおしてしまうことがあるようです。
緊張からもよおす吐き気はとてもつらく、めまいが伴うこともあります。人によっては、体がだるくなったり、のどがすごくかわいたり、胃の調子が悪くなったりして、その結果吐き気をもよおしてしまうことがあります。
このもよおした吐き気により、実際に吐いてしまう方もいればすごく吐きたいのに吐けなかったりする場合もあり、中には車酔いのような吐き気の症状があらわれる方もいらっしゃるようです。
緊張で吐き気がする場合の対策方法とは?
緊張からくる吐き気を、事前に対策できておけたらとても助かりますよね。特に、普段から緊張しやすくあがり症な方は、この対策をしておきたいと切実に思っていらっしゃるのではないでしょうか。そこで、以下に緊張で吐き気がする場合の対策方法をいくつかご紹介しましょうね。
① 朝ご飯をしっかり食べておこう!
大事な発表やプレゼンがあるときに、緊張で吐き気がするといけないから朝ご飯は抜いておこうと朝ご飯を食べない方もいらっしゃるかもしれません。
でも、吐いたら困るからと言って朝食を抜くと緊張したときに食べていないせいで逆に気分が悪くなったとときに脳に血液が届かなくなってしまうため、吐き気の要因となってしまいます。どんなに緊張したときの吐き気が心配でも、朝ご飯を食べておいた方が逆に緊張による吐き気を抑えられるようです。それぐらい朝ご飯は人にとって大事なのです。
大事な日に朝ご飯を抜くと憂鬱な気分になってしまうかもしれませんので、どうしても食べられないときは、果物や野菜のスムージーやジュースを飲んでおきましょう。
② 食事の栄養バランスに気をつけよう!
皆さんは、普段どんな食事を摂っていらっしゃいますか?ファストフードやジャンクフードなどエネルギーは豊富なのにビタミンミネラルが少ない食事を摂ってはいませんか?
もし、ファストフードやジャンクフード中心の偏った食生活を続けていたら、体のホルモンバランスが崩れ、緊張から吐き気をもよおしたり、めまいがしたりするなど具合が悪くなってしまうことにつながってしまいます。
緊張による吐き気を防ぎたいなら、普段からビタミン豊富な野菜をたっぷり摂取して3食すべて栄養バランスの取れた食生活へと改善していくように心がけましょう。
③ お腹を冷やさないよういしよう!
人は緊張するとお腹が冷えます。その理由は、すぐに逃げられるように心臓に血液が集中するためなのです。すると、血行が悪くなり吐き気をもよおしてしまうことがあります。
緊張しがちな人は、お腹を腹巻などであたためましょう。そうすれば、人の体はお腹が暖かいことで安心しますので、吐き気がもよおすのを防ぐことができます。
④ 睡眠時間をたっぷりとろう
実は、睡眠不足は緊張や吐き気の要因となります。翌日がプレゼンや発表などの緊張する予定が組まれている場合は、早めに眠ってからだと脳をしっかりと休ませるようにしましょう。
そうすれば、当日緊張で吐き気をもよおすのを防ぐことができるでしょう。
こんな方法でも緊張による吐き気を改善できる!
プレゼンや発表の当日、直前になってどうしても緊張が抑えられないときってありますよね。
緊張がたかまって吐き気をもよおしてはいけませんので、そんなときはいったんゆっくりと深呼吸してみましょう。するとこわばっていた筋肉がほぐされ、リラックスすることができます。さらに、深呼吸するとセロトニン物質がつくられますので、セロトニンによって気分が安定していき吐き気も収まってくると思います。
また、当日の朝軽くランニングするなど運動をすると血液の流れが良くなり、脳に血液が行くので吐き気を抑えることができます。その他にも、リラックスできるようなグレープフルーツなどのアロマオイルをしみこませたハンカチをポケットに入れておいて、時々嗅いでみるのもリラックス効果がアップするのでおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
緊張しやすい人やあがりやすい人は、緊張感がたかまると吐き気をもよおしてしまう可能性があります。そんなときは、上記でご紹介致しました対策法を試してみてください。きっと、緊張がほぐれ吐き気が治まり、大事なプレゼンや発表も難なくこなすことができるでしょう。
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