「親知らずを抜いたはいいけど、食事は不便だなぁ。」と思った方は多いと思います。実際親知らず抜歯後食事はいつからがいいのかと悩む人も多いでしょう。
なので今回は、親知らず抜歯後の食事は、一体どんな物を食べたらいいのか、他にも気をつけなければならない点について紹介します。
親知らず抜歯後の食事は、いつから大丈夫?
親知らずを抜歯する時に麻酔をしますし、やはり麻酔をした後だから少し食事を取るのは怖いですよね。
私も「抜歯後の食事は一体いつからいいんだろう?」と悩んで用心して丸一日何も食べませんでしたが、それも何だか身体に悪い気がしたと今さらながらに後悔した覚えがあります。
実際、歯医者さんに聞いてみると、親知らずの抜歯後はいつから食事を取っていいのか聞いてみると判断基準は麻酔が切れてからでないといけないそうです。なぜ、麻酔が切れてからでないと駄目なのかというと、それは私達の身体を守るためです。
ただでさえ麻酔をしている間は当然ですが、口の中の痛みを軽減するように麻酔によって働きかけられています。その為、麻酔が効いている間に口の中を切ったり噛んだりすると全くその痛みが考えられません。そういった事もあるので、やはり抜歯後の食事は麻酔が切れてからの方が良いそうです。
「じゃあ麻酔って何時間で切れるの?」と思いますが、麻酔は普通1時間から3時間と比較的そこまで長くはありません。ただ、これはあくまで基準であって、中には麻酔が効きすぎてしまう人も中にはいます。なので実際麻酔が切れているか確認するには、頬や唇を触って感覚が感じれたら大丈夫でしょう。
親知らず抜歯後おすすめの食事とは?
親知らずを抜歯後の食事のタイミングが分かった所で、次は抜歯した後にはどんな食事がおすすめなのかについて紹介します。
親知らずの抜歯後におすすめの食べ物とは大きく2つに分けられていて、1つは歯に優しいもので、2つ目は傷を治りやすくする食べ物です。
①歯に優しい食べ物
まず抜歯後に優しい食べ物についてですが、抜歯後3日から5日の間は、おかゆやお茶漬け、豆腐や茶わん蒸しのような、あまり噛まずとも食べられるものをおすすめします。
なぜかというと、実は麻酔が切れた後の歯は数日間の間は非常にデリケートな状態です。なので、あまり歯を使って噛んでしまうような食べ物はあまり良くありません。
②傷が治りやすい食べ物
一方、傷を治りやすくする食べ物に共通してある栄養素もいくつかあります。特に傷の治りを良くする栄養素は亜鉛やビタミンAやビタミンB群、ビタミンCやクエン酸、ビタミンEとほぼビタミンが圧倒的に多いです。
特に亜鉛は免疫を高めて新陳代謝をアップさせてくれます。他にもビタミンCはその亜鉛やクエン酸の吸収を助けてくれるので、合わせて取ってみると非常に良いです。なので亜鉛は卵や大豆に多くに含まれています。ビタミンAなどは乳製品に含まれている事が多く、ビタミンB群も卵などに多く含まれています。
またクエン酸も果肉に多く含まれていますし、梅干しにもクエン酸は多く含まれています。理想としては卵を使ったおかゆにデザートにビタミンCを含んだ果物をヨーグルトにいれてみたりなど工夫をしてみましょう。
逆に親知らずの抜歯後からしばらくの間避けた方がいい食べ物は、香辛料を含んだものやかたい物などの歯に力や刺激を与えてしまうものは避けた方がいいです。他にもアルコール類や吸って食べるものも抜歯後にできたかさぶたを剥がしてしまったり、アルコールの影響で出血してしまう事もあるので気をつけましょう。
親知らず抜歯後、気をつける点とは?
では食事のタイミングや抜歯後に良い食べ物を知った所で、抜歯後に気をつけなければいけない事は何かというと、いくつかのポイントがあります。
ポイント1つ目はまずしっかり食べる事です。しっかり食事を食べる事で栄養をとるだけでなく、抜歯からしばらく経って日常的に物を噛んだりするために慣らす事が必要です。
ポイント2つ目はやけどに注意する事です。麻酔が切れても暫く口の中の感覚は鈍くなっているので、やけどや口の中を噛まないように注意しましょう。
ポイント3つ目は口内を舌でいじらない事です。これは口の中を自然に傷付けてしまう事と、傷口などに触れてしまう事で感染症を引き起こす可能性があるので、十分気をつけましょう。
まとめ
今回は親知らずの抜歯後の食事のタイミングや、おすすめの食べ物などを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
親知らずを抜いた後に覚えておきたいのは、麻酔は強力だから注意が必要な事と、あまり歯に負担をかけない事です。なので親知らずの抜歯後は、今回紹介した事に注意をおいてみましょう。
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