中学生の多くが毎日スマホを見る時代になりました。朝から夜までスマホ無しじゃ耐えられない…そんなスマホ依存症になっている中学生が増えています。
スマ依存をどう対策すればいいの?改善できるの?について、詳しく見ていきたいと思います。
中学生のスマホ依存とは?どんな状態のこと
中学生のスマホ依存とは?どんな状態のこと?依存、そしてこれは、依存症ですよね。アルコールや薬物に対して依存症があるように、行動的依存、身体的依存もある訳です。スマホは、行動的依存と言えます。
時間を掛けて脳に擦り込まれてしまった状態。自分の意思ではどうにもならない、やめたくてもやめられない状態が依存症です。その対象がスマホだと言うことです。
そして、依存してしまった時期が中学生だと、丁度、心身共に、あまりに成長が著しく、その早さに本人も付いていけていないような、極めて不安定な時期と依存が重なったと言うことになります。
そこに、スマホに対する依存がなくても、友人関係、親子関係が変化しやすく、どうしたらよいのか、親も本人も模索しているような時期に、本人にとってスマホは、お手軽な安堵、お手軽な快楽に繋がる万能キーのような存在になってしまいます。大袈裟に言えば、地獄に仏。やっと捕まえた蜘蛛の糸。本人にとっては、手放したくなくて当然なスマホな訳です。
中学生のスマホ依存!依存しすぎることの注意点
個人個人で、元々の、持って生まれたような個性が先ず関わってきます。その個性の一つに、ゲームやスマホに依存しやすい体質の子がいる訳です。そのような物には放っておいても、あまりのめり込まない体質、個性の子も勿論います。
性格の違いと言えばそれまでですが、背の高い子や、低い子がいるように、走るのが速い子、遅い子がいるように、スマホに依存しやすい子とそうでない子がいると言うことです。ですから、単に、環境とか親の育て方だけで決まるものではありません。様々な要素が混在しての結果が、スマホ依存なのです。
それで、ただただ自分の育て方を反省したり、逆に、とことん子供を責め続けたりしても無意味です。お互いに疲弊してしまうだけで、良い結果にはなりません。最初の一歩は、スマホに依存している子供の個性を認めてあげることです。
子供自身が自分はダメな人間なんだと思い込んだら、逆に依存は進みます。隠れてする。秘密にする。この流れを作らないことが、大事な鍵です。スマホの怖さは、易々とブラック名世界に繋がることだからです。徹底的に辞めさせる、
叱る、責める、此処から始めたら、こじれます。
スマホについて、親や家族と話題にしやすい空気を作りましょう。時には一緒に楽しんでくれるリアルな人間の存在が必要なので、そのような存在になってあげてください。それが、「表の顔」と「裏の顔」を持つ子供にしないコツになります。
勿論、スマホで親に言えない内容と繋がることもあるかと思います。その時、これは辞めておこうと思えるモノサシ。このモノサシを持たせておくことが大事です。そのモノサシを持たす作業は、日頃の親子の会話です。ずっと監視なんてできない訳ですから、本人のモノサシをきちんとしたモノサシにしておくことが肝要です。
根っこがきちんとしている子にしておくと言うことですね。威圧的だと限界があります。真摯に向き合って、本音トークができる方が良いですよね。そこから、スマホについても話し合えば、お互いの希望の摺り合わせができる筈です。あせらず、折り合いをつけることが、長い目で見た時に良い結果になると思います。焦って、押しつけないことです。子供だって「人様」なのですから。
中学生のスマホ依存対策!克服方法とは?
本人が目標を持つことが良いです。行きたい高校があれば、それに対して頑張ろうとか、部活のレギュラーになる為の練習をしようとかです。違う世界に興味を持っても良いですし、美味しいケーキを焼きたいとか、レアな電車を見に行きたいとか、やってみたい、行ってみたい、食べてみたい、何でも。リアルな世界に目が向けば安心です。
人生が多彩になればなるほど、スマホは、その一部でしかない存在になります。いろんなカテゴリーをいろんな世界の存在を教えてあげるのは、とても有効だと思います。
まとめ
スマホに依存している子供を見ていると、そう言う個性であり、資質があることも事実なのですが、それとは別に、寂しさを背負っているように見えます。
リアル社会で、寂しいんです。
もっと親に愛されたい。もっと友達に好かれたい。もっと自分を見て欲しい。もっと大事にされたい。もっと必要とされたい。
それらが満たされていたら、とことん依存することは無いと思います。責めるより、叱るより、可哀想と思ってあげてください。
「寂しい」これは、とても深刻なことです。「もっと愛されたい」とてもとても、深刻なことです。ちょっと関わったり、ちょっと可愛がったりして埋まるものではありません。ナイアガラの滝の如く!!ガンガン流し込んで、それらが満たされたとき、やっと変化が出てくるイメージです。
そして、気がついたら、スマホの存在が小さくなっています。スマホでしか手に入らなかったものが、リアルな生活で満たされたからです。実際には、学校での生活もあるし、既存の友達関係もあるし、流れを変えるのは至難です。
ただ、方向性は、間違わないことです。中学生でも、大人でも、現代を生きることは、とても不安なんです。凄い早さで色んな物が動いている中で平然とはしていられません。凄い量の情報があふれかえっている時代に生きているのですから。ついていけない不安、取り残される不安と常に対峙して生きていることは大人も子供も同じです。
だからこそ、リアルな足場をきちんと固めてあげたいですね。そしてそれは、お互いの足場を固めることにも繋がると思います。幸せは双方に産まれる結果になると思えば頑張れますね。
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