3歳頃になると、ある程度身の回りのことが自分でできるようになり、日常生活のお世話がやっと楽になってきた!と思うのもつかの間。自立心が成長した分、自分の思い通りにならないと気が済まず、何に対しても「イヤ!」ばかり。全然言うことを聞いてくれないと、こっちまでイヤになってきますよね。
そんなママの悩みを解消するために、今回は、反抗期真っ盛りの言う事聞かない3歳児叱り方について紹介します。3歳児の心理を理解して、効果的なイヤイヤ対処法を実践しましょう!
目次
3歳児が言う事を聞かない理由とは?
・反抗期は成長の証!3歳児は「何でも自分でしたい」という気持ちが強くなる
3歳ごろは、身体面も感情面も、とても発達が目覚ましい時期です。身体を活発に動かして、自由に遊び回りたい、自分の好きなことがやりたいという気持ちが強くなります。「走ったら危ないからダメ!」「ご飯だからオモチャ片付けなさい!」などと言われて、自分のやりたいことや意思を制止されてしまうのがとってもイヤなのです。
毎日毎日こんな状況だとママは困り果ててしまいますが、これは、自分のしたいことを自分で全部やりたい!と自立心が発達してきた証拠です。3歳ごろの反抗期は、子供が大人になり、社会で生きていくための大切な成長過程です。
・反抗期の3歳児にママができること
反抗期は成長の証といっても、イヤイヤばかりではママの育児ストレスが倍増しますし、ダメなことはダメと、ちゃんと躾をしなければいけませんよね。一方的に、頭ごなしに叱るのではなく、子供の意思を尊重したり、子供の心理をくみ取りながら、自立を促しつつも、なぜダメなのかを教えていくことが大切です。
・3歳児はまだまだ本能が優先!
大人であれば「眠たいけれど、歯磨きをしないと虫歯になるからやろう!」と考えることができますが、3歳児の場合はまだ、物事の必要性や重要性を全て理解することができません。「やりたくない!寝たい!」という本能的な願望が強く「イヤイヤ!」となってしまうのです。
3歳児は、まだ何も分からない赤ちゃんのような部分もまだまだあります。反抗されてばかりだと、どうせママが嫌いなんでしょ!とか、ママを困らせたいんでしょ!とマイナスに捉えてしまうこともありますが…。大人とは違い、子供はまだ理解できないことや、知らないことがたくさんあります。
「これから色々なことを教えてあげるから少しずつ成長していこうね!」という気持ちで接しましょう。
3歳児の叱り方について
・怒る意味を必ず説明する
怒鳴ったり、脅迫めいた叱り方ばかりでは「ママが怖いからもうやらない…」となってしまい、子供が、何故やってはいけないのか理由を理解することができません。叱る時は、怒っている理由を必ず説明することが大切です。(叱るというよりも、教えるというスタンスで)そうすることで、自分の行為は、自分自身や他人、物などに対してどんな影響を与えるのか考えながら行動できるようになります。
・褒めることや癒しの時間を忘れない
叱ってばかりでなく、褒めることや、ママと楽しい癒しの時間を過ごすことも、子供のには欠かせません。ずっとママが怒っていて、関係がギクシャクしたままだと、子供の気持ちは落ち着かず、のびのびと過ごせません。叱る、褒める、楽しむ…それぞれの時間にメリハリをつけて子供と接しましょう。
・否定ばかりせず共感もすること
「だからそれはやっちゃダメなんだって!!」ついつい何でも大人の立場で考えてしまうため、何度もダメ!ダメ!ばかり言ってしまいがちですが…
「まだ寝ないで遊びたいよね」
「お菓子美味しいからもっと食べたいよね」
「眠たいから歯磨きするの嫌なんだよね」
という風に、まずは共感してから「でもね…◯◯だからダメなんだよ」と理由を説明します。否定ばかりでは「ママは全然気持ちを分かってくれない」とか「いつも押し付けられる」などと子供は感じてしまい、自分の意思を抑え込むようになってしまうかもしれません。
親の意見を一方的に伝えるばかりでなく、子供の気持ちも認めてあげることで、親子の信頼関係が深まります。
・言い方を工夫してみる
忙しいと余裕がなくて、ついつい命令口調になり、言葉がきつくなり過ぎていませんか?命に関わるような危険なことであれば、口調がキツくなってしまうこともありますが…
些細なことでもキツく注意してしまうと、ますます子供の反抗心が強くなる場合があります。(大人でも、そういうことってありますよね)
「◯◯して欲しいな」
「◯◯してくれたら嬉しい」
と子供と目線を合わせ、ママの感情を込めて伝えてみます。そうすると子供には「ママに喜んで欲しい…」という気持ちが芽生えます。
「親に褒められると嬉しい」という心理を刺激して、子供にスムーズにお願いを聞いてもらえるようにします。
3歳児の男の子の叱り方
男の子には周りからどう見られているかを意思させプライドを刺激する!
友達とケンカしたり、兄弟に意地悪をしたり、叫んだり暴れたり…思わず「コラァ!」っと叱りつけてしまいそうですが。「そんなことしたらカッコ悪いよ!」とか「みんな静かにしてるのに恥ずかしいよ!」など、他者からどう見られているかを意識させるように叱ります。
男の子は特に、自分が他者よりも優位であることを示したいという気持ちが強いです。競争心を刺激すれば、自分が一番褒められたい!とママの言うことを守るようになるでしょう。ただし、大勢の前で叱りつけて、子供の自尊心を傷つけないように。叱る時は、周囲の状況にも配慮することが大事です。
3歳児の女の子の叱り方
女の子には優しく共感+理由付けする!
女の子は、他者との共感を大切にする傾向があります。そのため叱る場合は、まずは共感し、その後に理由付けをすると効果的です。
「◯◯なんだよね、分かるよ」(共感)
「でもね…」(理由付け)
といった感じで。ママに共感してもらえることで安心し、イヤイヤを引きずらず、割り切って考えてくれます。女の子には、優しく共感してから教えてあげると、納得してくれることが多いです。
まとめ
イヤイヤ期の延長のような、3歳児の反抗期…。何回言っても聞いてくれないと、いつまで続くのかと不安になりますよね。また今日も反抗されるのかな…とビクビクしてしまいますが、怖がらずに子供と接しましょう。子供の性格に合わせて、叱り方を変えたり、工夫してみたりしているうちに、子供は成長していきますし、親子の信頼関係も深まっていきます。親子の相互のコミュニケーションを大切にしながら子供と接することを心がけ、辛い時期を乗り越えていきましょう。
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