3歳頃になると、身体活動が益々活発になり、今までポッコリしていたお腹も徐々にへこみ、スマートな幼児体形になっていきます。精神面でも発達がめざましく、特に社会性が急速に発達します。
そんな3歳児の、もっと身体を自由自在に動かしたい!もっと大人と関わりたい!友達と交流したい!と思う欲求を遊びで満たし、さらなる成長を促していきましょう。また、3歳になると、昼寝をしないという子も多くなってきます。昼間はしっかり遊んで、昼夜の区別を付けましょう。遊びは、早寝早起きなど規則正しい生活習慣を身に付けるための大事なリズムにもなります。
今回は、3歳児の発達を助長する、室内や室外の「遊び」の種類について書いていきたいと思います。3歳児が喜ぶ、3歳児の発達の特性に合わせたおすすめの遊びを紹介します。
3歳の子供ってどんなことができるの?
・3歳児の身体の発達
3歳頃になると、食べること、衣服の着脱、排泄など、基本的生活習慣がほぼ自立します。運動面では、足を交互に出して階段を上ったり、片足立ちやつま先立ちをしたり、上手に走ったりすることが出来るようになります。ボタンを上手にとめるなど、手先も益々器用になります。
・3歳児の精神の発達
予測や目的をもって行動が出来るようになり、周りのことや、相手の気持ちも少しずつ考えられるようになってきます。また、おにごっこなど簡単な遊びのルールが分かるようになり始めます。この頃は遊びを通して社会を覚えていく大切な時期です。子供の社会性の発達を促す、様々な経験を積極的に積ませてあげましょう。
・3歳児の言葉の発達
言葉の理解が急激に発達します。どんどん言葉を吸収し、記憶する能力も付いてきます。簡単な質問に答えることが出来たり、挨拶など自分からも積極的にコミュニケーションをとろうとして大人との言葉のやり取りが盛んになります。同時に、知りたいことがたくさん出てきて、なぜ?どうして?の質問が増え、質問攻めにパパやママは悩まされる時期でもあります。
3歳の子供が喜ぶオススメの室内遊びとは?
・ハサミを上手に使って工作しよう!
3歳になると、ハサミが上手く使えるようになってきます。紙だけでなく、牛乳パック、ペットボトル、トイレットペーパーの芯、ビニール類など様々な素材を使用して、切ったり、のりで貼り付けたりしてみましょう。魚釣り、わなげ、乗り物、音の鳴るおもちゃ、おままごとの野菜や果物など色々なものを作って楽しみましょう。難しいところは、少しアドバイスをしてあげて。思うように作れないと飽きてしまうかもしれません。それに、アドバイスは新しい発見として、子供に良い刺激を与えてくれます。
・楽しくママの料理・お菓子作りのお手伝い
まだまだ大人のマネをしたい!大人のしていることが気になる!という気持ちが盛んです。特に、料理やお菓子作りは、子供のやってみたい!という好奇心をくすぐります。作る楽しみも食べる楽しみも両方得られますし、大好きなママとのコミュニケーションもたくさん取れます。お手伝いを通して、他人との連携や協力する力を学ぶことも出来ます。上手に完成した自信と喜びは、次の「もっとやりたい!」に繋がります。
3歳の子供が喜ぶオススメの室外遊びとは?
・自然と触れ合ってみよう
綺麗な花、大きな木、どんぐりやまつぼっくり…子供が気になる面白い植物を採取したり、昆虫を見付けたりして、それぞれの違いを見付けたり、新しい発見をすることは、子供の発達に良い刺激を与えます。「これなんだろう?」「不思議だなぁ」「面白い形」等、子供にとっては色々なことが初めてで、ワクワクします。質問期の3歳児は、これ何?と大人も知らないことを聞いてくるかもしれませんが…あとで一緒に図鑑で調べてみようか!と、自分で調べる手段も学ばせると良いでしょう。
・公園の大きい遊具で遊ぼう
益々発達した運動機能を活かして、ジャングルジム、すべり台等大きな遊具で身体をたくさん動かして遊びましょう。遊具を使う時は、周りの状況を見ることも学ばせましょう。「お友達並んでるよ」「お友達通れないよ」等と、優しく声をかけて、みんなと遊ぶ際のルールやマナーを覚えていけるようにします。最初は大人が上手く間に入ってフォローすると、友達とのやりとりがスムーズに行えます。ルールが身につくと、周囲との関わり方に自信を持ち、積極的に活動していくことが出来ます。
・児童館でお友達をつくろう
児童館等の地域子育て支援センターを活用して子供の交流を増やし、どんどん社会性を身に付けていきましょう。3歳児はまだまだ平行遊びも多くみられますが、時々貸し借りをしたり、マネをするなどして周囲を意識しながら遊んでいます。友達との関わりを通して、我慢したり、譲ったりすることも覚えていきます。地域子育て支援センターは、基本的には無料で利用出来ます。特に、まだ保育園に通っていない子や、一人っ子の子は、どんどん活用すると良いでしょう。家の中だけでは得られない様々な刺激を受けられます。
まとめ
3歳児の発達は「社会性」が大きなポイントとなります。相手の立場を考えたり、決まりやマナーを知り、守ることは、大人になってからも大切です。日常生活の中でも、言うことを聞いてくれなくて困った!という場合は、ママはどう思うかな?パパ困るよね?等、優しく相手の気持ちを考えることを意識させてみましょう。
そして、自分だけでなく、みんなが気持ち良く過ごせることや、みんなが楽しめることに対して、たくさん喜びを感じられる心に育っていって欲しいと思います。
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