皆さんの親知らずは生えていますか?それともまだ生えていないでしょうか?生えていても生えていなくても親知らずは知らず知らずに悪くなり痛みを引き起こします。普通の歯の痛みにくらべ親知らずは顔が腫れてしまったり、痛くて口が開けれなくなってしまったりします。
そんな親知らずはどうして痛みを引き起こしてしまうのでしょうか?原因は一体何?今回は、親知らずが痛い理由についてお話していきましょう。
親知らずが痛い理由とは?周囲の歯茎が炎症
親知らずの痛みでよくあるのが周囲の歯茎が炎症を起こして痛みを引き起こしてしまうものです。親知らずの周囲の歯茎が腫れることを智歯周囲炎といいます。智歯とは親知らずのことです。
その周りの歯茎が腫れたり、出血を起こすなどの症状がでてしまうものなのです。親知らずは歯の一番奥に位置しています。親知らずは歯ブラシでも届きにくくどうしても汚れが溜まってしまいます。
親知らずが少し頭を見せている状態ですと手前の歯との隙間に汚れが溜まったり、親知らず自体に汚れが溜まりやすいですし、親知らずが生えてくる前も一番奥の歯の歯茎に少し隙間ができたりしてそこに汚れが入り込み炎症を起こしてしまいます。
親知らずはうまく歯ブラシを入れないと磨くことができません。一番奥にぐっと歯ブラシを抑えると嘔吐反射を起こしたりするのでテクニックが必要です。親知らずにどんどん汚れが蓄積して知らないうちに周囲の歯茎が赤くなったり、出血したり痛みを引き起こしてしまうのです。
親知らずが痛い理由とは?虫歯になっている
親知らずに痛みが起こる原因で次に多いのが虫歯です。親知らずが少し頭を出している状態に気づいていなかったり、出ているけれどもうまく磨けないことで汚れがどんどん溜まってしまいしらない間に虫歯になっていることはよくあります。
親知らずだけが虫歯になっていれば抜けばいいのですが、親知らずが前の歯と当たっていてその間に汚れがどんどん溜まっていると手前の歯まで気づかないうちに虫歯になっていることがよくあります。手前の歯まで虫歯になってしまうと大変です。
気づかないうちに虫歯になっていることが多いため痛みが少しあったけど、どんどんなくなっていたと言っているうちに手前の歯の神経にまで虫歯が到達してしまうこともあります。親知らずも抜かなければいけないし、手前の歯の神経まで取らないといけない状態に・・・。
親知らずをしっかり磨けないせいで健康な手前の歯まで失ってしまうのは嫌ですよね。しっかり親知らずを磨くようにしましょう。
親知らずが痛い理由とは?隣の歯を圧迫
親知らずはまっすぐ生えているとは限りません。顎の大きさなどもありますが、だいたいが少し斜めに生えてきたりします。レントゲンなどを撮ると真っ直ぐに埋まっているのではなくちょっと手前の歯に寄り添うように生えているのが多く、いざ生えてきたとしてもうまく全部生えることができず斜めに生えてきてしまいます。
生えてきても中に埋まっている状態でも手前の歯をどんどん圧迫して生えてこようとしますのでそれが原因で歯の痛みが出てきてしまいます。常に痛みがあるのではなく、噛んだときに痛かったり顎が痛くなったりします。なんとなく奥の歯が痛いなと感じるときは親知らずが手前の歯を圧迫している可能性もあります。
まずは歯をしっかり磨いてみてそれでも痛みがひどくなる場合は病院を受診しましょう。
親知らずを抜歯した後の痛みが続く場合。
>>親知らず抜歯後の痛みを緩和する方法とは?
まとめ
親知らずは知らないうちに悪くなっていて痛くなったときには抜かなければならなかったりしていることが多いです。奥の歯は磨きにくく汚れも溜まりやすいのでまずは日頃からしっかりブラッシングを行うようにしましょう。
少しでも違和感があったり痛みがある時点で病院を受診することで手前の歯も助けてあげることができます。親知らずは基本は抜くべき歯とも言われています。ですので早めに抜いてあげるのもいいかもしれませんね。
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