大規模な災害はいつやってくるか分かりません。用意しておけば良かった…と後悔しないために、日頃から生活に必要なものをまとめて準備しておきましょう。今回は、地震対策グッズ&赤ちゃんを連れて逃げる場合の持ち出し防災グッズを紹介したいと思います!
外に避難する場合に必要な持ち物(防災グッズ)
〇非常用防災バッグの内容〇
非常用の防災グッズをリュックサックに入れ、玄関や枕元、リビング等の持ち出しがしやすい場所に準備しておきましょう。
・靴 、上着、ヘルメット
靴、上着、ヘルメットはすぐ着用できるように必ず枕元に準備しておきましょう。防寒や怪我の防止に役立ちます。
・食料
乾パン、ビスケット、シリアルバー、缶詰、レトルト食品など。箸やスプーンも用意しておきましょう。
・救急アイテム
絆創膏、消毒液、包帯、ガーゼ、常備薬など
・飲料水、ゼリー飲料
人数分用意をしましょう(飲料水は1人一日2?を目安に)コンパクトで栄養もとれるゼリー飲料も便利です。
・食品加熱キット
温かい食事が食べられるように。
・簡易トイレ
断水で公衆トイレが利用できなくなる場合があります。多めに準備しておくと安心です。
・ウエットティッシュ、ティッシュペーパー、除菌ジェル、洗面用具
歯磨きや箸などの洗浄用には口腔ケア用のウエットティッシュが便利です。
・ポリ袋
応急処置(止血)、調理、防寒、汚物処理など様々な活用法があります。
・使い捨てカイロ、エマージェンシーブランケット
エマージェンシー(アルミ)ブランケットなら極薄素材でコンパクトなので持ち出しに便利です。
・革手袋、軍手
丈夫な革手袋は怪我の防止に役立ちます。
・レインコート、レジャーシート
レインコートは雨の日でも両手が使えて便利です。雨に濡れると体温が低下し体調を崩しやすくなります。防寒対策や雨漏り対策をしましょう。
・タオル、衣類
圧縮袋でコンパクトにしておきましょう。
・マスク
粉塵から喉を守ったり、感染症の予防にもなります。
・懐中電灯、ヘッドライト
夜間の救助活動などで必要です。ヘッドライトは両手が空くので便利。
・携帯ラジオ、携帯、携帯の充電器、予備の乾電池
正確な情報収集に役立ちます。
・現金、通帳、カード、免許証、保険証などの貴重品
小銭は公衆電話で必要です。免許証と保険証はコピーを用意しておいてもオッケー。
※防災バッグの中身のメンテナンスも忘れずに!
食料品の賞味期限、電池の消耗などの確認を定期的に行いましょう。
地震に備えて自宅に置いておきたいもの
災害が発生すると電気、ガス、水道が使えなくなる場合がありますので、最低でも3日分(大規模災害時には一週間分が望ましい)の飲料水や食料を自宅に常備しておきましょう。また、水は飲料水以外に生活用水としても必要です。ポリタンクに水道水を入れておいたり、お風呂の水を張っておくなどの備えをしておくと安心です。
・飲料水(1人一日2本を目安に)
・食料(缶詰、レトルト食品、フリーズドライ食品、カップ麺など)
・カセットコンロ、鍋などの調理器具
・トイレットペーパー
地震に備えて、赤ちゃんがいる場合、必要なもの
・防災頭巾
・母子手帳、保険証
・ミルク、ベビーフード、おやつ、スプーンなど赤ちゃん用の食器
ミルクが無い場合、大人用の非常食にお湯を入れて食べさせてあげられるので、スプーンや離乳食用の食器があると便利です。また、普段は母乳で育てているママでも避難所生活のストレスで母乳が出なくなる場合もありますので、必ずミルクの用意をしておきましょう。
・ペットボトルの水、使い捨てカイロ
ペットボトルに入った赤ちゃん用の飲料水であれば、沸騰させなくても安心して飲ませることができます。哺乳瓶をカイロで包み服の中に入れておくと、人肌程度ですがミルクを温めることができます。
・哺乳瓶
使い捨てタイプが一番便利です。普通の哺乳瓶であれば割れる心配のないプラスチックのものを用意しましょう。
・オムツ、おしりふき
おしりふきは赤ちゃんの身体を拭くのにも便利です。お風呂に入れないので身体を拭いて汗疹やおむつかぶれを予防しましょう。
※ミルクやベビーフード、哺乳瓶、おむつは1日に何度も必要とします。大規模な災害が発生した場合、救援物資が数日経ってもなかなか届かないということもあります。特におむつは月齢が小さいほどたくさん必要になりますし、ミルクやベビーフードも多めに準備しておきましょう。
・衣類、タオル
赤ちゃんは代謝が良いのでたくさん汗をかきます。肌荒れを防止するためにも着替えを準備しておきましょう。タオルはおくるみや布団として使用したり、おむつの代わりにもなります。
・レジ袋、ハサミ
レジ袋をハサミで切り、よだれかけ、エプロン、おむつカバーなどの代わりにします。
・抱っこ紐
抱っこ紐やスリリングは両手が使えるので便利です。
・ガラガラ等のおもちゃ、絵本
余裕があればですが。避難所生活は赤ちゃんもストレスが溜まりますし、泣き声がうるさいと他の人の目も気になります。少しでもあやせるものがあると安心です。
〇赤ちゃんは自分で守ろう!〇
災害が発生した場合、行政や誰かが助けてくれるだろう…と甘く考えずに、自分で赤ちゃんを守るという意識を強く持ちましょう。数日経ってやっと届いた救援物資の中に、赤ちゃん用品が必ず含まれているとは限りません。ミルクは届いたけれど哺乳瓶が無くて飲ませてあげられない…なんてこともあり得ます。
他人任せにせずに、特に赤ちゃんの食べ物と衛生用品の確保はしっかりと準備しておきましょう。避難所では月齢が小さい子を優先して皆助け合いますが、その分他の子やママが不便な思いをすることになります。まずは安全の確保が第一優先ですが、その後の自分たちの生活を守ることと、他人も守る(迷惑をかけない)ようにするためにも必要なものは日頃から備えておくことが大切です。
まとめ
大規模な災害をテレビやニュースで見たりすると防災の意識は高まりますが、平穏な暮らしが続いているとだんだんその意識は薄れていってしまいます。いつ災害が発生しても困らないように、日頃から家族で防災対策について話し合うなどして、定期的に防災意識をもつようにすると良いでしょう。
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