風邪とはいえ、赤ちゃんが離乳食を全く食べてくれないと、とても心配になりますよね。赤ちゃんの体調が悪い時は、どんな栄養が必要なのか?何を食べさせたら良いのか…?初めての体調不良の場合、不安なことがたくさん出てきますよね。
そこで今回は「1歳児の赤ちゃんが風邪を引いた時におすすめの離乳食レシピ」や「赤ちゃんの体調が良くない場合の家での過ごし方」を紹介します。
目次
1歳児の赤ちゃん食べない時も栄養補給は必要
・無理に食べさせず、赤ちゃんが欲しがるものを与える、水分補給はこまめに行う
体調が良くない場合は、赤ちゃんに食べ物を無理に与える必要はありません。赤ちゃんが食べやすいもの、欲しがるものを少しすつ食べさせましょう。食欲がなくても、水分がしっかりと摂れていれば心配ありません。水分不足になると、益々赤ちゃんの体力は消耗し、ぐったりとしてしまいます。早期回復には、水分補給をこまめに行うことが大切です。
・風邪の場合、どんな食べ物を与えたら良い?
食べ物を与える場合は、胃腸に負担がかからない消化の良い食品を選びます。食物繊維や油分を多く含む食べ物や、冷たい食べ物は、消化が悪く、赤ちゃんの内臓に負担がかかってしまうため避けましょう。お粥や、柔らかく煮た麺類や根菜類がおすすめです。
・風邪の場合、どんな水分を与えたら良い?
水、お茶、味噌汁、スープ、ジュース等、水分が補給ができれば基本的には何でも大丈夫です。下痢や嘔吐の症状があったり、特に熱が高い場合は、イオン飲料を飲ませても良いでしょう。ただし、糖分や塩分を多く含む大人用のスポーツドリンクは、赤ちゃんの腎臓に負担がかかってしまう場合があります。
赤ちゃんの身体に負担とならない、赤ちゃん用のポカリスエットなどがおすすめです。糖分やカロリーは控えめに調整されていますが、虫歯や肥満の原因とならないよう、与え過ぎには注意しましょう。
1歳児の赤ちゃんが風邪をひいている時におすすめの食べ物
1歳児の赤ちゃんが風邪をひいている時に何を食べさせたらいいの?そんな疑問を解消できるように、おすすめの食べ物について、ご紹介します。
さつまいものリゾット風ミルクがゆ
(材料)ご飯、さつまいも、粉ミルク
(作り方)
①さつまいもを適当な大きさに切り、レンジで加熱する。
②加熱したさつまいもを潰して、滑らかなピューレ状にする。
③ピューレ状のさつまいも、ご飯、粉ミルク、水を鍋で煮る。
さつまいもの他に、ジャガイモやかぼちゃを使用しても良いですね。皮は消化が悪いので取り除きましょう。粉ミルクを利用することで、味付け簡単&リゾットのようなまろやかな味に仕上がります。
根菜たっぷり柔らかうどん
(材料)うどん、にんじん、玉ねぎ、ジャガイモ、出汁
(作り方)
①にんじん、玉ねぎ、ジャガイモを、食べやすいように細く小さめに切る。
②①の野菜、うどん、出汁、水を鍋に入れて煮る。
③うどんや野菜がクタクタに柔らかくなったら完成。
うどんのかわりに素麺を使用しても良いですね。味付けは薄味を心がけましょう。
なめらかかぼちゃのポタージュ
(材料)かぼちゃ、粉ミルク
(作り方)
①かぼちゃを適当な大きさに切り、レンジで加熱する。
②加熱したかぼちゃを潰して、滑らかなピューレ状にする。
③ピューレ状のかぼちゃ、粉ミルク、水を鍋で煮る。
かぼちゃは甘みがあり、子供が食べやすい食材です。離乳食が完了していない赤ちゃんでも、飲み慣れた粉ミルクを使用することで、離乳食を食べやすくします。
果物を与える場合は?
柑橘系の果物は、お腹をゆるくしたり、むせるなど赤ちゃんにとっては刺激が強い場合があります。果物を与える場合は、消化の良いバナナや、下痢の回復に効果的なりんごがおすすめです。食べやすいように細かく切ったり、すりおろしたりして与えましょう。
1歳児の赤ちゃんが風邪をひいている時、家での過ごし方
・乾燥を防ぐ、安静に過ごすことのできる環境を整える
鼻や喉が乾燥すると、ウイルスが増殖しやすくなります。こまめに水分補給をして、安静に過ごさせるようにして下さい。蒸しタオルを鼻に近付けるだけでも保湿効果がありますよ。
たくさん汗をかいていますので、絞った温かいタオルで身体を拭いてあげても良いです。その場合は、赤ちゃんが寒気を感じないように、手早く行いましょう。
また、身体を冷ますのか温めるのかは、赤ちゃんの様子を見ながら、その時の赤ちゃんの状態に合わせて環境を調整しましょう。赤ちゃんが寒そうにしていたら温かくしてあげて、暑そうに汗をかいているなら涼しくしてあげましょう。衣類や寝具を調整し、常に赤ちゃんが快適に過ごせる環境を整えるようにします。
・回復期の食事について
風邪の症状が回復してきたら、脂質の少ない鶏ささみや白身魚等をお粥や麺類の具材にしてみたり、豆腐やひきわり納豆、卵、ヨーグルト等の食べやすく栄養豊富な食材を取り入れてみましょう。赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ栄養バランスを整えていくと良いでしょう。
まとめ
赤ちゃんの食欲がないと、益々元気がなくなるのでは…?とついつい栄養豊富なものを食べさせたくなりますが、赤ちゃんの体調が良くない時は、無理をして与えないようにしましょう。赤ちゃんは、まだ自分の意思を上手く言葉で伝えることができません。食事を与えたり、環境づくりをする際には、赤ちゃんの様子を良く見て、赤ちゃんの心の声を敏感に感じ取ってあげましょう。水分をしっかり与えることと、赤ちゃんにとって快適な環境を整えることが、早期回復のために重要なポイントとなります。
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