赤ちゃんの便秘、とても心配ですよね。しかし、毎日排便がなくても神経質になる必要はありません。赤ちゃんも大人と同じで、排便のペースや回数には個人差があります。1日に何回も便が出る赤ちゃんもいれば、2、3日おきの赤ちゃんもいます。毎日便が出なくても、機嫌がよく元気で食欲もあるなら心配要りません。
便秘の赤ちゃんは、母乳やミルクの飲みが悪い、お腹がパンパンで苦しそう、不機嫌で愚図る、母乳やミルクをすぐ吐く等これらの何らかのサインが現れることがあります。このサインに当てはまれば必ず便秘という訳ではありませんが、便秘のサイン+便が4日以上出ていない場合は、放置して悪化しないためにも、便秘かもしれないと考え始めた方が良いかもしれません。
大人でも辛い便秘。小さな赤ちゃんが苦しむのは可哀想ですから、早く改善してあげたいですよね。
今回は、生後1ヶ月の赤ちゃんの便秘について、原因や解消法等を書いていきたいと思います。
目次
生後1ヶ月の赤ちゃん便秘の原因とは?便秘解消法について
生後1ヶ月の赤ちゃんの便秘の原因として考えられることと、それについての対策や解消法をあげていきます。
・母乳やミルクが足りていない
母乳やミルクが足りず、なかなか便がスッキリ出ないのかもしれません。おしっこもあまり出ていなかったり、飲んだばかりなのにまたすぐ欲しがったりする場合は、母乳やミルクの不足が考えられますので赤ちゃんの体重を計ってみましょう。
体重の増えが悪いなら、赤ちゃんの様子をみながら、授乳回数や量を増やします。また、母乳の質が赤ちゃんの便秘に繋がる場合もあります。脂肪分の多い母乳は便秘になりやすいといわれていますので、母乳のママは特に栄養バランスの整った食生活を心がけましょう。
・ストレス
ママがイライラしている、暑い、寒い、服や寝具が合わない…等。赤ちゃんは、色々な刺激にとても敏感です。この時期はまだ夜中の授乳回数も多いので、疲れてストレスが溜まっているママもたくさんおられるかと思います。しかし、ママのストレスは、赤ちゃんの身体だけでなく精神的にも悪い影響を及ぼしてしまうかもしれません。
不安や悩みは溜め込まず、子育ての合間に身近な人に相談してこまめにストレスを発散しましょう。また、室内の温度や、赤ちゃんの衣類や寝具は快適ですか?母乳やミルクで汚れた場合は、こまめに着替えさせてあげましょう。暑いかな?寒いかな?肌触りはどうかな?等、赤ちゃんに話しかけてスキンシップをとりながら、衣類や寝具にも気を配りましょう。
・生活リズムの乱れ
例えば旅行に行くなどして、生活リズムや環境に変化があると、大人でも便秘になることがありますよね。まだ小さい赤ちゃんでも、生活リズムの乱れが身体に影響し、便秘に繋がっているのかもしれません。朝はカーテンを開けて、窓の側で赤ちゃんを抱っこしながら朝日を浴びたり、赤ちゃんと一緒にお天気チェックをしてみたり….。
夜になったからね、と話しかけながら照明を少し暗くしたりするなどして、毎日決まった時間に何かをする習慣を付けるだけでも、赤ちゃんはそれを察知して生活リズムを身体で覚えてくれるかもしれません。ママとスキンシップがとれることで赤ちゃんも安心します。
出来るだけ生活リズムの整った、落ち着いた環境作りを心がけてみましょう。また、赤ちゃんの日々の生活リズムを把握するために、授乳、排便、睡眠等、日記を付けておくと良いです。後に成長の記録が見れて、良い思い出にもなりますよ。
生後1ヶ月の赤ちゃん便秘解消法として綿棒浣腸
便秘の解消法として、綿棒浣腸が効果的といわれています。
・綿棒浣腸のやり方
※綿棒浣腸は、腸の動きが活発になっている授乳後30分以内に行うと良いでしょう。
①便が出て衣類を汚さないように、オムツを敷いておきます。
②綿棒に、ベビーオイルをたっぷりと付けます。
③赤ちゃんの足をM字に開いておさえ、綿棒を肛門に入れます。綿棒の先が入ったら、優しくゆっくりと円を描くように刺激します。
軽く刺激するだけでも効果のある赤ちゃんもいますので、力加減は赤ちゃんの様子をみながらゆっくりと調整しましょう。足をうまく開いてくれない場合は、パパにおさえてもらうと良いですね。あまりに嫌がったり、便秘で肛門が切れていたり、発熱をしているしている場合は、無理に自力で治そうとせず、すみやかにかかりつけの小児科で相談をして下さい。
生後1ヶ月の赤ちゃん便秘解消法として粉ミルクをかえる・マッサージ
母乳は消化吸収が良いのでなかなか便として排泄されない…ミルクは消化に時間がかかるため便がなかなか出てこない…等、便秘について様々な説を耳にします。母乳だから!、このミルクなら!、便秘にならない!という訳ではなく、母乳もミルクも赤ちゃんに合うものはそれぞれ違い、個人差があるものです。母乳のママは食生活を見直してみたり、ミルク育児の場合はミルクのメーカーを変てみると良いかもしれません。
ミルクを変えると、赤ちゃんによっては飲んでくれなくなったり、飲みが悪くなる場合もあります。赤ちゃんの好みに合った良く飲むミルクでお通じも良くなるものを探してみましょう。だいたいのメーカーはサンプルをもらうことが出来ますので、まずは色々と試してみると良いでしょう。
また、手軽に出来るマッサージもおすすめです。おむつ交換の際に、お腹をのの字に優しくなでるようにマッサージしたり、赤ちゃんの両足を持って足の付け根を回すように動かすだけでも腸が動きます。声かけしながら赤ちゃんと遊んでいるような感じで行うと、良いスキンシップにもなります。
まとめ
赤ちゃんが苦しい思いをする前に、母乳やミルクの量だけでなく、日頃から規則正しい生活習慣や、赤ちゃんが落ち着いて過ごせる環境づくりも大切にしたいですね。また、赤ちゃんとスキンシップをとりながら行える解決法や対策を是非取り入れてみて下さい。そして、赤ちゃんの身体と精神、両方を整えながら便秘を改善することが出来れば幸いです。
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