1歳頃の子供はパパやママのことをしっかりと認識し、益々感情表現も豊かになってきて可愛い盛りですよね。すくすく成長しているけれど、言葉や運動機能など、他の子と比べて発達が遅くないだろうか?と心配になったりしますよね。
そこで今回は、1歳児の様々な発達の特徴をまとめ、パパママの不安を解消したいと思います!
目次
1歳児の発達の階段と特徴とは?
・1歳児の1日の生活リズム
1歳頃になると、離乳食は1日3回しっかり食べられるようになり、昼寝は昼間の1回にまとまって夜ぐっすりと眠るようになります。1日の生活リズムが整ってくる時期なので、そのリズムが崩れないよう、昼寝は遅くても15時頃までには切り上げるようにすると良いでしょう。
1歳児の発達の特徴
・1歳児の運動機能の発達
つかまり立ちから、少しずつひとり立ちや伝い歩きができるようになり、1歳半ば頃になると1人で歩けるようになる子が増えてきます。また、手先が益々器用になりスプーンやフォークを使って離乳食を上手に食べられるようになってきます。
・1歳児の精神面の発達
自分と他の人の区別がつくようになり、自己主張がはっきりしてきます。自我が芽生え、嫌なことや自分がしたいことを伝えようとしますが、なかなかまだ言葉で自分の気持ちを上手く表現することができません。思い通りにならず癇癪を起こすことがありますが、これも子供にとって大切な成長過程です。子供が伝えたいことを汲み取り「○○がして欲しいんだよね?」と代弁したり、子供の表現力を養えるようパパママが優しくフォローしてあげましょう。
・大人のマネをしたがる
大人のしていることに興味を持ち、大人のマネをしたり、ごっこ遊びを楽しんだりするようになります。想像力や記憶力が発達し、周囲への関心が益々高まる時期です。ごっこ遊びでは、挨拶やお礼等のコミュニケーションを子供としっかりとりながら遊びましょう。「ありがとう」「どうぞ」などと大人が言えば、子供もマネをして言ってくれるようになります。子供が遊びを通して楽しみながら社会性を学んでいけると良いですね。
1歳児の運動機能や知的機能の発達の目安
・一人歩きができるようになる
・扉を開ける、引き出しをあけてものを出す
・ボールを転がしたり投げたりする
・指先でものをつまんで上下に動かす
・一緒に遊ぶと喜ぶ
・リズムに合わせて身体を動かす
・興味をもったものに対して質問をする
・親からの簡単な質問に答える
・お絵描きをして遊ぶ
1歳児の身長や体重はどれぐらい?
・1歳児の身長、体重、運動機能の発達について
1歳頃になると体重は出生時の約3倍、身長は約1.5倍に成長します。運動機能が益々発達し手足の動きが力強くなってきます。
・1歳児の歯の成長
早い子だと1歳になる前に前歯が生え揃います。徐々に奥歯も生え始めますので、歯磨きをしっかりと行い虫歯を予防しましょう。まだ嫌がることが多いですが、歌を歌ったり、お気に入りの歯磨きグッズを用意したり、上手にできたら褒るなどしながらパパやママと楽しんで歯磨きをする習慣が身につくと良いですね。
1歳児の言葉の発達は?
1歳になると「マンマ」や「ブーブ」等、意味のある簡単な単語を発するようになります。そして徐々に「パパ」や「ママ」、人の名前等を発するようになります。2歳近くになると「パパきた」「ママ抱っこ」「マンマ食べる」等の二語をつなげて話すことができるようになってきます。
・パパやママの言葉が分かってくる
パパやママの呼びかけ、注意、指摘などに反応し、言葉の意味が少しずつ分かるようになってきます。さらに言葉の発達を促すために、たくさん話しかけてあげたり、上手に話すことができたら褒めたりしてあげましょう。子供はパパやママに褒められて嬉しくなり、言葉を覚えることは楽しいことだと思うようになるかもしれませんね。
・言葉の発達には個人差が大きい
生活環境の違い等により子供の言葉の発達には個人差が大きいです。心配し過ぎないようにして下さい。焦らずに、パパやママが表現の見本となり、子供の言葉をたくさん引き出せるようにフォローしてあげると良いでしょう。絵本を読んであげてもいいですし、どういう時にどういう言葉を使うのか?子供に分かりやすいように日常生活の中で伝えていきましょう。
・癇癪を起こしてしまう場合
1歳児は、言葉を話す練習の真っ最中です。まだまだ自分の意思を上手く表現することができません。叩いたり、投げたり、手足をバタバタさせて駄々をこねて、そのストレスをぶつけてきます。こちらもイライラしてきますが、こうして徐々に子供は自分で表現する力を身に付けていきます。フォローしながら穏やかに見守りましょう。子供の「成長したいけれど上手くいかない」という気持ちを優しく受け止めてあげることが大切です。
1歳児の成長を考えた食事
・離乳食の完了
個人差がありますが、1歳半ばごろになると離乳食が完了します。子供の様子を見ながら幼児食に移行していきましょう。
・幼児食の基本
幼児食は薄味を心がけましょう。まだ噛む力が弱いので柔らかいものを中心に与えるようにします。
・バランス良く食べさせる、偏食をさせない
食生活の基礎となる大事な時期です。特に偏食をさせないように気を付けて下さい。また、食事の量や食事をする時間等も正しい習慣が身に付くようにしましょう。好き嫌いをしやすい時期ですので、見た目に工夫をするなどして子供が苦手な食材でも楽しんで食べられるようにすると良いでしょう。子供に調理する所を見せたり、手伝わせたり、家庭菜園を子供と楽しんだりして食材に対する興味や関心を持たせると、益々喜んで食べてくれるようになるかもしれませんね。
1歳児の赤ちゃん離乳食が終わった後の食事のレシピやメニューをご紹介しています。こちらのブログも、ご参考ください。
>>1歳児の赤ちゃん離乳食完了後の食事のメニューについて
まとめ
言葉の獲得、運動機能、食事など…子供の発達には個人差が大きいので、焦らずに子供のペースに合わせて成長を見守ることが大切です。子供と一緒にパパやママも学び、子供の成長過程を楽しみながら、子供の発達を促す工夫をしていきましょう!
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