離乳食完了期!とはいっても、食事量、食事のペースはその子供によってそれぞれです。
目安としては、1歳~1歳6ヶ月ごろまでに、赤ちゃんのペースに合わせながら、焦らず進めていきましょう。食事量が少なくても、普段と変わらない様子で元気があれば心配は要りません。まずは、子供に食事を楽しんでもらうことが大切です。ママはあまり神経質になりすぎずに、ゆったりとした気持ちで子供の成長を見守りましょう。
離乳食完了期の食事のポイントは、
・子供のペースに合わせること
・子供の「自分で食べたい」という欲求を大切にすること
・奥歯はまだはえていないため、「歯茎で噛める(すり潰せる)くらいの硬さ」の食事にすること
また、哺乳瓶を卒業して、「コップやストローを使って飲む」習慣を少しずつ覚えていけるようにしましょう。それでは今回は、離乳食完了期の食事のレシピ・メニューについて書いていきたいと思います。
1歳児に必要な栄養と食事量について
1歳児の1日のカロリーは1000kcal前後が目安です。
あくまで目安ですので、無理に食事を食べさせようとせず、基本的には子供が欲しがる量をあげます。母乳やミルクは徐々に減らしていけば大丈夫です。子供が、食べることが楽しいと思えるように、見た目や味付け等に愛情を込めた工夫をしていきましょう。
食べ物は、大人と同じものを小さく切ったり、柔らかくしてあげます。ただし、塩分等味の濃いものや、香辛料等刺激の強い食べ物は、まだ発達が未熟な内臓に負担がかかってしまうため避けましょう。濃いかなと思った時は、お湯やミルクで薄めたり、味の付いていない野菜等に混ぜたりして薄味にしてあげます。
必要な栄養については、大人と同じで「色々な栄養素をバランスよく」を意識しましょう。不足しがちな鉄分は、ミルクで補ったり、ミルクを使用して作った食事をあげたりして、ミルクを上手く活用しましょう。
1歳児に必要な食事のメニュー・作り方とは?パート①
1歳~1歳6ヶ月頃までは手づかみ食べがさかんになります。手づかみ食べは、こぼしたり、汚れたり、後片付けも大変ですが….しかし、手づかみ食べは、1歳6ヶ月頃?の、スプーン等食具を使って上手に食事を食べられるようになるための大事な練習になります。
食べ物を手に取り、口に入れ、食べ物の固さや一口の量を覚えていきます。目で見て、口と手を動かして協調運動を繰り返し行うことで、スプーン(手)を上手に口に運んで食べることが出来るようになっていきます。
まず、パート①では、手づかみ食べに適したメニューを紹介していきます。
①栄養満点・カラフルボールおにぎり
カラフルボールおにぎりは、ご飯に、ほうれん草、にんじん等の野菜を小さく切って入れ、ふりかけでさらに彩り豊かにして丸めます。のりを使用する場合は、小さく切って使いましょう。栄養満点おにぎりは、ふりかけの代わりにひじきや鰹節を入れて、たんぱく質やミネラルを補います。鰹節やひじき等の乾物は手軽に栄養素をプラス出来るのでおすすめです。
②ほくほく野菜のクレープ
クレープはホットケーキミックスで簡単に作れます。具は、ボロボロとこぼれにくいように、じゃがいもやかぼちゃ等を軽く潰してはさみます。カレー味にしたり、味付けの代わりにハムを入れたりと、見た目は同じでも、味の違いを楽しめるようにしてみましょう。クレープは、おやつ感覚で喜んで食べてくれます。
③つぶつぶ野菜たっぷりお好み焼き
キャベツやコーン等色々な野菜を細かく切って入れます。たっぷり野菜を入れてもお好み焼きなら崩れにくいです。何の野菜が入っているのかな?小さな具材でも、子供に考えながら食べてもらいましょう。味付けは、お好み焼きに出汁を入れて焼くのがおすすめです。子供の手も汚れにくいですし、出汁の旨みや風味を知ることで、味覚も豊かになります。
1歳児に必要な食事のメニュー・作り方とは?
パート② では、手づかみ食べ以外のメニューを紹介していきます。
①野菜や魚介のクリームシチュー
ホワイトソースに、たっぷりの野菜や、シーフードミックス等魚介を入れて煮ます。クリーミーなソースで煮込むことで、子供が苦手な食べ物も食べやすくなりますよ。また、野菜の栄養素もたっぷり溶け込んで栄養満点です。ホワイトソースは、少量のバターと小麦粉に、牛乳を入れてのばすだけで意外と簡単に出来ます。
②リゾット風麺
うどんやパスタを短く切って、野菜と煮ます。味付けは出汁でさっぱり和風にしたり、トマトソースやコンソメで洋風にしても。麺なので、ツルっとした食感で食べやすくなります。色々な食感や舌ざわりを覚えられるようにしましょう。
③トッピング色々そぼろご飯
噛みにくい肉も、小さく切って煮てそぼろご飯風に。のり、卵、野菜等トッピングも色々な食材と合うので栄養面もバッチリです。トッピングで彩り豊かにした食事は、美味しさや栄養がプラスされるだけでなく、目で見ても楽しめます。
初めての幼児食。食事の支度は大変です。忙しいと思いますが、ママが心にに余裕をもつことも、子供に食事を楽しんでもらうには大切なことです。紹介したメニューは、どれも簡単に出来るものばかりですので、子供の喜んで食べる姿を想像しながら、幼児食作りを楽しみましょう。
まとめ
初めての子育て、初めての幼児食….楽しみな反面、心配や不安もあるかと思います。
最初にも書きましたが、食事量やペースには個人差がありますので、子供に合わせてあげましょう。目安量ばかり意識していると、子供も食事が楽しくなくなってしまうかもしれません。
食事の練習にはまず「食」を楽しむことから。綺麗でワクワクする見た目、この食事には、どんな食材が入っているのか?どんな味付けがしてあるのか?どんな食感なのか?子供が楽しみながら、見て、自分で考えて、覚えていけるようにしましょう。
最初は大変かもしれませんが、その分子供はどんどん成長していき、自分で出来ることが増えていくので徐々に楽になってきます。
私が大切だと思うことは、
・食事量は個人差がある
・栄養は大人と同じように何でもバランス良く
・ママは忙しいので調理が簡単なメニューを作る
特にこの3つを頭においておけば、子供もママもマイペースに、リラックスして、健康で楽しい食事の時間を過ごすことが出来るのではないでしょうか?
まだまだ始まったばかりの幼児食。まずは子供との食事の時間を楽しみながら、ゆったりした気持ちで取り組んでいきましょう。
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