2歳児は、幼児食を始めてから1年ほど経ち、色々な食べ物に慣れてきた頃です。
また、2歳になると自我が芽生えはじめ、好き嫌いがはっきりしてきて、自己主張も強くなってきます。それは、食生活にも現れてくるようになります。この時期は、いわゆる「イヤイヤ期」です。食べムラや、好き嫌いをするようになってくるのも2歳頃からです。しかし、これは子供の自我が芽生えはじめた成長の証です。
「イヤイヤ期」は、子供の成長に必要な発達過程なので仕方ありません。そして、こうした成長過程も、可愛いもの、と見守りながらも食事のマナーはこの頃からそろそろ意識をして、少しずつ教えていきましょう。
今回は、このような2歳児の心身の発達の特徴も踏まえた、「2歳児の子供に必要な栄養のある食事!ご飯のレシピ・メニュー」について書いていきたいと思います。
目次
2歳児に必要な栄養と食事量について
2歳児に限ったことではありませんが、子供の食事の量には個人差があります。一日の食事量の目安としては、だいたい1000kcal前後(ママの半分くらい)と、考えておきましょう。
2歳児の食事や食生活で大切なポイントは、
・今後の食生活の基礎を作る重要な時期になるため、徐々に規則正しい食生活を身に付けさせる
・奥歯が生え始めてくる頃なので、咀嚼機能の発達を促すためにも、柔らかいものばかりを食べさせるのではなく、歯応えのある食べ物も食べさせていくこと
・「イヤイヤ期」を受け止めることと、子供の「自立心」を尊重すること
また、スプーンやフォークが上手く使えるようになったら、そろそろお箸の練習も始めてみましょう。いきなり上手に持たせようとせずに、まずは食卓にお箸を並べる等、少しずつ子供にお箸を意識させることから始めましょう。
規則正しい食生活や食習慣は、一気に教えようとせず、「ゆっくり少しずつ」を繰り返していけば徐々に身に付いていきます。1歳の頃からと同じく引き続き意識しておきたいポイントは、色々な食品をバランス良くとることと、味付けは、薄味を心がけること。
それでは次に、2歳児におすすめの食事のメニューやレシピを書いていきます。
2歳児に必要な食事のメニュー・作り方とは?パート①
パート①では、2歳児の咀嚼機能の発達を促す、食べ物の歯応えを感じられるメニューを紹介していきます。
①わくわくトッピングチキンステーキ
一度、肉は固い、食べにくい、と思ってしまうと次からなかなか食べてくれなくなってしまうかもしれません。肉に片栗粉を薄くまぶしてから焼いてみましょう。片栗粉の効果で少し肉が柔らかく仕上がります。大好きなトッピングの下にはどんな食べ物が隠れているのかな?肉の上にはチーズやスクランブルエッグ等、子供が喜びそうな食べ物をトッピングしてみましょう。
②ママの手づくり肉団子スープ
肉団子は、つなぎにパンや玉ねぎを入れたり、焼かずにスープに入れることで、肉団子が固くなりすぎず食べやすくなります。作る所を見せたり、この肉団子ママが作ったんだよ、と言ったりして興味をもたせながら食べさせるのも良いです。
③ごろっと野菜のグラタン
ブロッコリーやじゃがいも等大きめに切った野菜をグラタンに入れます。ブロッコリーやじゃがいもは特に茹でると柔らかくなりすぎたり、炒めると火の通りにムラがあったり…しかし、オーブン料理なら、ごろっと野菜にもしっかり火が通りつつ、程よい食感や歯応えが残ります。マカロニやウインナー等、子供が好きな具材も一緒に入れて。
2歳児に必要な食事のメニュー・作り方とは?パート②
イヤイヤ期は、味が嫌い、食感が嫌い、だけでなく気分によって食べなかったり、見た目が嫌で食べなかったり…また、この時期は野菜を嫌う傾向もあります。
パート②では、子供が喜ぶ見た目、そして、野菜が美味しく&楽しく食べられるメニューを紹介します。
①お楽しみ野菜ラーメン
にんじんやピーマン、ハム等を花や星の形に切ったり、形どったものをラーメンに入れて、子供が楽しんで食べられるような見た目にします。また、甘みがあって彩りも綺麗なコーンもプラスして野菜たっぷりに。彩り豊かで楽しい見た目になります。形を変えれば、いつもは食べない野菜も食べてくれるかもしれません。
②サラダホットドッグ
手づかみ食べが出来る食べ物は、ちょっと特別な感じがして、ワクワクするものです。じゃがいもとマヨネーズ、かぼちゃとマヨネーズ等で作ったペースト状のサラダをパンにはさみます。きゅうりやにんじん等トッピング用の野菜も一緒に食卓に並べます。どのお野菜はさんで食べる?と聞いたりして、子供が楽しんで選びながら食べられるようにします。野菜ばっかりでも、ついついはさむのが楽しくて、ペロッと食べちゃうかもしれません(笑)
③オムライス
子供が好きな食べ物といえば、オムライス(笑)!でも、オムライスは野菜が少なくなりがちですので、オムライスのソースに野菜をたくさん入れてみましょう。にんじんや玉ねぎ、きのこ等、野菜を細かく切って、トマトソースを作ります。ケチャップは味が濃いので使いすぎないように、トマトを入れたり、スープでのばしたりして薄味に仕上げます。
まとめ
2歳児は、最初にあげたように、自我が芽生え始めるイヤイヤ期。正しい食生活を教えつつも、2歳児の発達の特性を理解して、子供のペースに合わせることも大切です。また、パパやママも一緒に食事を楽しむことで、子供も食事により興味を持ち、楽しんで食事をするようになっていきます。
2歳児の食事のポイントをまとめると、
・咀嚼機能の発達を意識した料理を作ること
・食べない、または、偏食をする場合は、料理や食器を子供が好む見た目にするなどして工夫をしていくこと
・規則正しい食習慣が癖付くよう、簡単なことから少しずつ繰り返して行うこと
これらを踏まえて、子供の食生活の基礎を、家族全員で楽しみながら作りあげていきましょう。
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