1歳になると、歩けるようになる子もいて益々活発に動き回るようになる時期ですよね。危険なことやダメなこともやりだすようになったりして、注意したり止めさせたりしないといけないことが増えてきます。
しかし、1歳児はまだ言葉を理解することができません。どのように叱ったら良いのか分からなくて不安というママは多いのではないでしょうか。
そこで今回は、1歳児の赤ちゃん正しい叱り方とダメな叱り方を紹介したいと思います。
1歳児の赤ちゃんにしてはいけない「ダメな叱り方」
・理由を説明せず頭ごなしに怒鳴る
何故そんなことをしてはいけないのかという理由も説明せずに、頭ごなしに叱ったり怒鳴ったりしないようにしましょう。ただ怒鳴るだけでは「いけないことだからやらない」というのではなく「怒られるからやらない」という風に子供は考えてしまいます。それではいつになっても子供はダメなことの理由を学習することができませんし、訳も分からずにビクビクしていなければなりません。
また、何故そうなったのか状況がよく分からない場合は子供が悪いと決め付けないようにしましょう。叱る前に一度冷静になって、周囲の状況を見て考えることも大切です。
・一貫性がない叱り方をする
前は叱られなかったのに今回は叱られた…言っていることが矛盾している…などパパやママの言うことに一貫性がない場合は、子供が混乱してしまいます。子供は、パパやママの気分で怒られている…パパやママの都合ばかりで自分のことは何も聞いてもらえない…と感じてしまい親子の信頼関係が崩れてしまうかもしれません。
・人格を否定したりプライドを傷付ける
本当にダメな子ね!などと人格を否定したり、兄弟や大勢の人の前で叱りつけるなど子供のプライドを傷付けるような叱り方をするのはやめましょう。人格を否定したりプライドを傷付ける行為は、幼い子供の心を深く傷付けてしまいます。言葉は理解できなくても、子供にも悲しいとか、恥ずかしいなどの感情はあります。子供の気持ちを考えて、優しく伝えるようにしましょう。
1歳児の子供、「正しい叱り方」とは?
・まだ言葉が分からなくても必ず理由を伝える
叱る場合は必ず理由を伝えるようにしましょう。〇〇だから〇〇しちゃダメなんだよ!と分かりやすく短い言葉で伝えましょう。まだ言葉の意味が理解できなくても理由を説明することは大切です。パパやママが何か説明している…ダメなことなんだな…と少しずつ理解したり納得したりして学んでいきます。ただ怒るだけでは、子供は「何故?どうして?」という思いばかりが膨らんでしまいます。
・その都度その場で叱る
ダメなことをしたらその時に叱るようにしましょう。後から叱っても子供は何をしていたのかなんて覚えてはいませんし、今していることがダメなことなのか?と思って混乱しまうかもしれません。まだ言葉を理解することができないので、過去は持ち出さずにその都度叱るようにしましょう。
・危険なことはすぐに止めさせる
命に関わることや怪我をする恐れがあるような危険なことをしていたら、とにかくまずはストップさせましょう。その後理由を説明して叱る際は、子供の目を見て、他のことで叱る時よりも特にしっかりと言い聞かせるようにしましょう。(威圧感を感じさせない程度に…)
1歳児の子供、伝え方が重要
・分かりやすく、できるだけ簡潔に伝える
長々と叱らず、分かりやすく簡潔に伝えるようにしましょう。〇〇だからダメ!とシンプルに伝えた方が子供は理解しやすいです。
・理由を必ず伝え、どうしたら良いのか対処法も伝える
理由を伝えてダメだと説明したら、どうすれば良かったのかも教えてあげましょう。例えば、おもちゃは投げないでここに片付けようね!とか、こっちに来たら危ないからここで待っていようね!等…。あれもダメ!これもダメ!というばかりでは、子供はどうしたらいいのか分からず困ってしまいます。
〇〇をしないで、じゃぁどうするのか?何をするのか?ということをちゃんと教えてあげると、子供はのびのびと自信をもって行動できるようになります。
・叱るというより教えるという感覚で伝えるようにする
ただ怒鳴りつけるだけだと子供がびっくりしますし、必要以上に怖れたりビクビクするようになってしまいます。1歳児はまだ言葉も理解できず、善悪の区別が何も分からない状態です。「叱る」というよりも「教える」という感覚で接した方が、何故ダメなのか?ということが子供に伝わりやすいです。そうすれば徐々に、子供は善悪を自分で考えスムーズに行動できるようになります。
・丁寧にゆっくりと伝える
子供がダメなことをしているのを見ると、こちらも感情的になってしまったり、急いでいると雑に叱ったりしてしまいがちですが…。子供にちゃんとダメなことが伝わらないと、また同じことを繰り返してしまうでしょうから意味がありませんよね。子供のペースに合わせて、丁寧に分かりやすく、ゆっくりと伝えるように心がけましょう。
1歳時の赤ちゃん、発達にはどんな特徴があるの?言葉や身長、体重は?についてもブログ書いてます。こちらも、ご参考ください。>>1歳時の発達の特徴とは?
まとめ
子供が成長すれば必ず躾が必要になってきます。言葉が分からなくても、一方的な叱られ方ではなく、愛情のある叱り方をされているということは幼い子供でも感覚で理解することができます。叱ることもコミュニケーションの一つです。親子の信頼関係を深めるためにも、叱る際の注意ポイントをおさえて正しい叱り方をしましょう。そうすれば、益々子供との良い関係を築いていけるのではないでしょうか。
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