妊娠後期になるといよいよ出産間近となり、赤ちゃんに会える嬉しさと出産に対する不安な気持ち、両方が益々強くなる時期ですよね。今回は、そんな不安なママの悩みを解決するために、正しい妊娠後期の過ごし方や、出産前に注意しておきたいポイントをまとめました。
目次
妊娠後期の過ごし方とは?どんな状態なの?
妊娠後期は妊娠8ヶ月~10ヶ月(妊娠28週?妊娠39週)までの期間をいいます。妊娠9ヶ月頃になると、胎児の身体の機能がほぼ成熟します。ママは益々お腹が大きくなり、動機や息切れを感じやすくなります。仕事をしている人は出産予定日の6週前(多胎の場合は14週前)から産前休業に入りましょう。
妊娠後期の過ごし方で、注意するポイント
・妊娠高血圧症候群を予防する
妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)とは、妊娠20週?出産後12週までに起こる妊産婦特有の病気です。高血圧やたんぱく尿などの症状がみられ、低出生体重児、早産、新生児仮死や死産、母体の高血圧脳症などを引き起こす原因となります。
妊娠高血圧症候群の原因ははっきりとは分かっていませんが、予防のためには、過労を避け、塩分を控えた食生活を心がけて適切な体重増加量を守ることが大切だといわれています。出産が近づいてくると、胃の圧迫感がなくなり特に食欲が増えやすくなりますので、体重管理には気を付けましょう。
また、妊娠高血圧症候群を早期発見するためにも産婦人科の定期健診は必ず受けるようにして下さい。
・リラックスして過ごすようにする
妊娠後期は益々お腹が大きくなり、思うように身体を動かすことが難しくなってきます。お腹を圧迫したり、不安定な体勢となる動作は避けるようにして、家事は無理をせず家族に協力してもらいましょう。
また、妊娠後期は特に出産に対しての不安が強くなりストレスを感じやすい時期です。不安があれば産婦人科で相談をしたり、日常生活ではリラックスする習慣を付けるようにして、ストレスの解消に努めましょう。
妊娠後期の過ごし方で、安産に向けて準備すること
・睡眠と休息をしっかりとって体力をつけておく
出産に備えて睡眠と休息をしっかりととり、体力をつけておくようにしましょう。規則正しい生活習慣とバランスの良い食生活を心がけて体調を整えておくことが大切です。
・適度に身体を動かす
急激な体重の増加は、妊娠高血圧症候群のリスクを高めます。ウォーキングや安産体操などを身体に負担がかからない程度に行うと良いでしょう。また、掃除をして身体を動かすのもおすすめです。適度な運動になりますし、お部屋が綺麗になって気持ちが良いですよ。身体を動かすことはストレスの発散にもなりますので、リラックス効果を得ることもできます。
・呼吸法の練習をする、出産の流れを確認しておく
産院で教えてもらった呼吸法を練習したり、お産の流れを確認しておくことも大切です。お産の時に正しい呼吸をすることは安産に繋がります。初めてのお産は、どうしても不安や恐怖心から気持ちが焦ってしまいますが、少しでも落ち着いて出産できるように事前にシュミレーションをしておくと良いでしょう。心構えをしておくだけでも、不安は軽減されますよ。
・お産が近づいてきたサインを頭に入れておく
お産が近づいてくると、おしるしや破水以外にも母体に様々な変化が現れます。出産の前触れははっきりと出ない人もいますが、お腹が頻繁に張ったり、おりものが増えたり、胎動が少なくなったり、胃の辺りがすいてくる等の症状はお産が近づいてきたサインだといわれています。何かあればすぐに対応ができるように、このような徴候が現れるかもしれないということをしっかりと頭に入れておくと良いでしょう。
・出産時の立会い人や出産後のお見舞いについてパートナーと打ち合わせをしておく
出産時に誰に立ち会ってもらいたいのかや、出産後のお見舞いの対応については、事前にしっかりパートナーと確認しておくと、安心して出産に臨めます。陣痛で苦しんでいる時にいきなり夫以外の親族が入ってきて、落ち着いて正しい呼吸ができない…という場合もあるかもしれません。また、産後の身体はどのような状態になるか分かりません。
特に帝王切開になると寝たきりでお見舞いどころではありません。お見舞いは断るのか、それとも来てもらうのであれば来るタイミングについても夫と打ち合わせをしておいた方が良いですよ。
妊娠後期の過ごし方:入院の準備について
・入院の準備は早めに
出産はいつ何が起こるか分かりません。いつでも入院できるように入院の準備は早めにしておきましょう。破水をしていても自分では気付かない場合もあります。定期健診に行った時に破水していることが分かってそのまま入院…ということもあります。入院グッズをまとめたバッグは車に積んでおくか、家族が持ってきやすいように分かりやすい場所に置いておくと良いですね。
また、入院に必要なものは産院によって様々です。自分で購入して用意しておかなければならないものと、病院で用意されているものを事前に確認しておきましょう。
出産の準備として必要なのについてもブログ書いてます。こちらも、ご参考ください。
>>出産で赤ちゃんの為の必需品14選
まとめ
妊娠後期になると、出産が間近になり不安な気持ちが大きくなるかと思います。しかし、ストレスを感じ過ぎると、胎児や母体にも良い影響はありません。リラックスする習慣を取り入れたり、不安や悩みがあれば1人で抱え込まずに、家族はもちろん、検診時にも遠慮なく相談をしてみましょう。気持ちにゆとりを持って、残り少ないマタニティライフを楽しみながら過ごすことができれば幸いです。
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